30代女性のお客様。転んで右膝を地面にぶつけた後から、なぜか右耳の後ろに重さを感じるようになり、ときどき痛むとのこと。もちろん頭はぶつけていません。
耳そのものはひとまず置いておき、その土台となる頭蓋骨を左右で比べさせていただいたところ、右の
側頭骨(ソクトウコツ)が左に比べて出っ張っていました。
この側頭骨を整えればよさそうです。右膝の打撲が原因だとして、右側頭骨と右膝を結ぶルートを考えなければなりません。
右の骨盤(腸骨)にも歪みが出ていましたので、
側頭骨と腸骨がよく連動する性質も影響した様子。
これらのルート上を歪みを一気に整えられる方法が、昨日の
快風院ブログにもご紹介した
「内庭(ナイテイ)の整圧」です。
「内庭」は胃経の経穴(ツボ)のひとつ。足の人差し指と中指の間くらいに位置します(下図参照)。

経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂
均整法では、足裏から頭のてっぺんまで、その人が日常的に一番重心を支えているラインを、胃経や肝経など、経絡のラインに当てはめて考えることがあります。
中でも多い胃経のパターン。内庭を整えると、そのライン上の‘凝り’を一気にほどくことができるのです。
もともと内庭整圧は、内庭操作によって頬骨(キョウコツ。ほお骨)を整えるための技。
ほおの左右差の大きい場合に用い、美容的にも役立ちます。
図をご覧になると、足先の内庭から頬骨までラインが伸びているのが分かるでしょうか。
頬骨と側頭骨は隣り合わせで連結されています。内庭から頬骨を狙って整えると、側頭骨も整ってしまいました。
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内庭整圧は応用範囲の広い技です。
経絡ライン上の凝りに沿って、様々な不調の土台が作られますから、それらすべてに応用が効くのです。
例えば骨盤を必要以上に閉め、同じ側の卵巣の働きが悪くなった場合。
一ヶ月おきに生理が重かったり軽かったりするときには、骨盤の片側が閉まり過ぎている可能性があります。
他にも、肋骨の動きがなくなって肩が挙がらなくなったり、首の凝りから寝違えを起こしやすくなったり。
病院では、症状別に内科、整形外科、婦人科などをぐるぐる回らなければなりません。
均整法では、お悩みが複数あればあるほど、それらすべてがつながってくることのほうが多いのです。
※均整法ではその人がどの経絡に沿ってアンバランスを起こしているかを12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。
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