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主に日々の施術の様子を書いていきますので、均整法を受けてみたい方、参考にして下さいね。


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「背中が伸びた感じがします」と、施術後のお客様がよくおっしゃいます。


伸び方にもいろいろあります。


ひとつには脊柱のカーブが正しいかたちに近づくため。「生理的弯曲」が整うといいます。脊柱を横から見たときのSの字です。

アイリス・アイリスの作業現場


頸椎と腰椎は前に、胸椎と仙骨(骨盤)は後ろに、全体としておだやかなカーブを描くとよいのです。


頭の疲れやすい方はこのカーブが少なくなってまっすぐ気味に、食べすぎ飲みすぎから慢性的な内臓疲労の方は、特に胸椎のカーブがきつくなって猫背気味になったりします。


自律神経的にとてもまいってしまうと、カーブが逆転することも。特に後ろにおだやかカーブが欲しい胸椎の一部が凹んでしまうのです。


胸椎におだやかカーブが戻るにつれ、調子も戻ってきます。


肋骨の硬さが解放されることによっての、背中の伸び感もあります。


40代女性Aさんは子育て中で、背中がパンパン。肋骨全体が固まって動きにくくなっていました。


こんなときには、肋骨を直接調整するよりも、遠いところからの施術が、背中の深いところによく届きます。


快風院『均整日記』、おかげさまで13年目となりました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。日々の授業の様子など、下記リンク先をご覧下さい☆


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Aさんにはうつ伏せになっていただき、リスフラン関節(下図の青色と黄色の境目の関節)など、足の甲を念入りに調整。


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足の甲の骨と肋骨はかたちが似ているところから、どちらかがゆるめば、もう一方もゆるむ性質があります(同形相関といいます)。


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(c)フリーメディカルイラスト図鑑


また、慢性的な疲労や不調は体の外側のライン、経絡でいうと「胆経」ライン(下図参照)に出ます。

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経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂

そこで足甲の骨のうちでも、胆経ラインに乗っている薬指の骨を中心としてよく整えると、肋骨を外側からゆるめることができます。


ちなみに冒頭の脊柱S字カーブを整えたいときには、経絡ライン上の骨では、体の中心「任脈」ラインや「督脈」ライン上の剣状突起、尾骨を整えるとよいのです。


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(c)フリーメディカルイラスト図鑑
経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂


すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。


医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひご活用下さいね。

快風身体均整院 田川直樹)



※均整法では「回旋型(泌尿器型)」「左右型(消化器型)」「前後型(頭脳型)」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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# by naotknet | 2017-06-24 07:15 | 背中 | Comments(0)

「1年を大きく二つに分けたとき、寒い時期から暑い時期に変わる現在、交感神経から副交感神経への切り替わりがうまくいかずに、体調をくずす人が多いです」と、胃痛とギックリ腰を例に、先週のブログでお話ししました。


せっかくの機会なので、他にも例を挙げてみます。


例1)20代女性Cさんと50代男性Dさんは「ギックリ背中」でした。


上半身を左にはほぼ問題なく捻れますが、右に捻ろうとすると、正面をピタッと向いたまま、右にはほとんど動かせません。


右半身に現れた、副交感神経の緊張による硬さにつっかえてしまうのです。

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(c)フリーメディカルイラスト図鑑

Cさんは肩甲骨の辺り、Dさんは背中の真ん中辺りで主につっかえてしまいます。


それを確認した上で、やるべきことは、先週もお話ししたとおり、全体の副交感神経の行き過ぎを鎮める調整です。


Cさんは40分ほど、Dさんはご来院からお帰りまで15分で、右にも捻れるようになりました。


当院の施術時間は、ホームページには30分〜40分と記載してあります。


ただし、急場をしのぐ必要がある場合には、余計な手を加えると過剰刺激になることもありますので、今回のDさんのように短時間で終わることもあります。


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例2)副交感神経は腸のアクセルとして働く関係上、この時期、アクセルを踏み込みすぎて、下痢に悩む方も多いです(下図の2参照)。


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「肝臓と整体の情報館」


下痢が1週間ほど続いた50代女性のEさんとFさん。


いつもは左肩上がり姿勢なのに、今回は右肩上がりでした。最初にも登場した下図の、右半身の緊張を表す姿勢のひとつです。


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(c)フリーメディカルイラスト図鑑


調整はCさんDさんと同じく副交感神経の行きすぎを鎮め、右肩が下がってくればよいのです。


例3)交感神経から副交感神経への切り替わりがうまくいかず、副交感神経が行きすぎる場合が多いこの時期、とお話ししてきました。


逆に、切り替わりの不具合から交感神経が行きすぎて、左半身が硬くなる方も中にはいらっしゃいます。


50代女性Gさんがそうでした。左半身の硬さに引っ張られ、寝違えのように、顔を右に向けることが全然できません。なんとか向くには、体ごと右に捻らなければならない状態です。


仰向けの姿勢で、交感神経の反応が現れやすいおへその左側などを押さえつつ、右に顔を向けられるようになるポイントを探しながら施術を進めました。


例4)「いつもは左半身のどこかに不調が出やすいのに、今回は右手首なのです」とご来院の50代男性Hさん。


以前はマラソンに本格的に打ち込んでいらしたのですが、ここ数ヶ月忙しいこともあり、練習量がかなり減ったとのこと。


交感神経ががんばる機会が減り、その分、副交感神経が優位になりすぎている状態に加えて、この時期の影響が上乗せされたようです。


このように、1年を2シーズンに分けての自律神経視点や、他には4シーズンに分けての漢方視点(春は肝、夏は心など)に、最近の日常生活状況を考え合わせると、すべての不調を均整法視点として、かたちや動きに置き換えることができるのです。


医学的視点も合わせて、ぜひ均整法視点をご活用下さいね。

快風身体均整院 田川直樹)


「『自律神経のバランスを整える』って、具体的にどういうこと?」シリーズ1〜10はこちらからご覧下さい。

※均整法では「回旋型(泌尿器型)」「左右型(消化器型)」「前後型(頭脳型)」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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# by naotknet | 2017-06-17 07:42 | 自律神経

50代女性Aさん。胃が痛いと思って病院に行ったが、胃には特に異常はないと言われたとのこと。


みぞおちのあたりを触らせていただくと、「ハの字」の左側に凝りがありました。


上体を左に(そして少し前に)捻ってみると分かりますが、ハの字の左が硬くなります。


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ビジブル・ボディ『ヒューマン・アナトミー・アトラス』

胃を圧迫する姿勢なのです。ちなみに右にある肝臓が収まるスペースは、この姿勢により広がります。


余談ではありますが、お酒を飲むときにこの左捻れ姿勢をとっておくと、肝臓がよく働くことができ、悪酔いしません。


逆に右捻れ姿勢をとったまま飲み続けると、肝臓を圧迫して働きを抑えこみ、二日酔いの恐れがあります。


このようなお話をさせていただくと、「そういえばここしばらく、右手を少し前に出した姿勢で、根を詰めるデスクワークを続けていました」とのこと。


同じ姿勢を取り続けることにより、いちばん負担のかかる場所にある内臓に不調が起こりやすいです。


Aさんの場合なら、胃自体が悪いのではなく、偏った姿勢からくる胃疲労といえるでしょう。


こういうこともあると知っておくと、安心できると同時に、普段からよい姿勢を心がけるモチベーションになります。


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偏った姿勢から体の中に行く不調もあれば、体の中から外に現れる不調もあります。


50代女性Bさんは「ギックリ腰をやってしまったようです」とご来院。


立った姿勢からの前屈は大丈夫でも、後ろには全然反れません、とのこと。


どのあたりで反れなくなっているか見させていただいたところ、仙骨の上部付近でした(下図の上の赤丸)。コチコチに硬くなっています。

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「iris-irisのフリーウェア」

Aさんのように、デスクワークで前のめり姿勢を長く続けていると、こうなることがあります。ただし、Bさんの場合は違いました。


過去の記事でも書かせていただいたように、このゾーンは副交感神経の反応がよく出ます(2009年8月15日「冷たい物の食べ飲みすぎによる、仙骨ロックのギックリ腰」をご参照下さい)。


ちなみに下部は交感神経の反応ゾーンです。


1年を大きく二つに分けたとき、寒い時期から暑い時期に変わる現在、交感神経から副交感神経への切り替わりがうまくいかずに、体調をくずす人が多いです。


その際に、副交感神経反応ゾーンが原因となる不調が起こりやすいのです。


Bさんの場合は、仙骨上部がコチコチになり、後ろに反れなくなってしまいました。


施術としては、Aさんには、偏った姿勢をほどくための筋肉・骨格系の調整。


対してBさんには、副交感神経の行きすぎを鎮める、自律神経系への調整が必要になります。


副交感神経の反応が現れやすいのは、仙骨上部以外には、先週お話しした右半身全体も。

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(c)フリーメディカルイラスト図鑑

右半身のどこかに寝違えや背中痛、腰痛他で現れます。


そうかと思えばBさんのように、仙骨上部に、ギックリ腰のようなかたちで現れる人もいるのです。


すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。


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「『自律神経のバランスを整える』って、具体的にどういうこと?」シリーズ1〜9はこちらからご覧下さい。

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『輪ゴムを巻くだけでリンパと血流がよくなって高血圧も肩こりも治る 』
(田川直樹著・主婦の友社刊)

上記記事内にある「偏った姿勢」は、言い換えれば、偏った「重心」を支えている姿勢。

重心の偏りは、症状別に様々なタイプがあります。

それぞれのタイプに応じて手や足に輪ゴムを巻くことで重心の偏りを整える、輪ゴム均整の本です。


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# by naotknet | 2017-06-10 07:41 | 自律神経

50代女性Nさん。風邪をひいてから、咳だけが残る。病院での検査の結果、咳喘息の疑いありとのこと。


このようなお悩みの方、Nさん以外にも多いです。


病院の診断により、急を要するものでなければ、均整法視点からの咳は、「肋骨」を中心に観察します。


多くの場合、肋骨の弾力性の左右差が大きくなっています。


背中側から細かく観ていくと、上から5番目と6番目の肋骨の間が狭くなっていることも。それも右側。

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ビジブル・ボディ『ヒューマン・アナトミー・アトラス』


「左半身は交感神経、右半身は副交感神経の反応が出やすい」と、当ブログ上でときどきお話しします(背中からの下図参照)。


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(c)フリーメディカルイラスト図鑑

咳は副交感神経の働きで気管や気管支が収縮して出ますから、全体としては、右重心に偏り過ぎているバランスをもとに戻し、第5、6肋骨の状態を整えればよいのです。


第5、6肋骨が出ている胸椎5、6番付近には呼吸器系を動かす神経が集まっています(後肺神経叢。下図赤丸内の青色。左図は肺あり、右図は肺なし)。


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ビジブル・ボディ『ヒューマン・アナトミー・アトラス』

気管から気管支に分かれる部分「逆Yの字」の、左右の角度が違う(上の右図参照)ことなども、右重心に関わります。


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40代女性Oさん、40代女性Pさんは、毎年5月頃になると、咳がひどくなるとのこと。


体は寒い時期から暑い時期に向けて、交感神経から副交感神経優位へと体内環境を切り替えます。


ゴールデンウィーク付近の「立夏」を越えると、その傾向がますます強くなります。


そのとき、普段から自律神経のバランスがうまくとれず、交感→副交感の切り替わりの反動に耐えられない人に、咳などの症状が現れやすいのです。


急場をしのぐには上記のとおり、右重心への偏りすぎをもとに戻し、肋骨5、6番の状態を整えます。


ただし、OさんPさんのように、毎年同じ季節に同じ症状が現れる場合は、根はもっと深いところにあると考えたほうがよいです。


たとえば、慢性的な消化器系の内臓疲労により、消化器系のアクセルである副交感神経が常に働きすぎ、呼吸器系にも影響する、など。


そうであれば、急場をしのいだ後は次の5月に向けて、夏→秋→冬→春と、最低でも1年を通して体を整えていく、体質改善的な取り組みが必要です。


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# by naotknet | 2017-06-03 08:03 | 咳(せき)

50代男性Mさん。何ヶ月か前から急に、靴を履いて外を歩くと、つま先側の右足裏の1点が痛むようになった。


痛くならない靴もあるが、手持ちのほとんどの靴で痛むようになったため、それらを捨てようかどうしようか迷っているとのこと。


ときどき当ブログに登場する図を再び。


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身体均整師会「12種体型シルエットチェック」

体が左に捻れると、足裏の「左かかと」側と「右つま先」側で体重を支えやすくなります。


その右つま先側をさらに細かく観ていくと、足の人差し指と中指のつけ根、ツボでいうと「内庭(ないてい)」付近で支えやすくなっています。


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経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂


上図の赤丸の足裏に、大きくてぶ厚いマメができている人もいらっしゃるのではないでしょうか。


Mさんが痛いとおっしゃる1点も、まさにここでした。


体が長年のうちに捻れて、右の内庭に体重をかけ続けたからこそ現れた痛み。突然現れたわけではないのです。


そんな内庭を用いると逆に、内庭から頭の先まで伸びる体の捻れラインを一気にほどくことができます。


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経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂


「痛めている右の内庭を直接施術されたら痛いんじゃ?」と心配された方、ご安心下さい。


均整法では、施術時の足の開き方を調節することで、左の内庭から操作できます。


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Mさん曰く「姿勢を正しくして……たとえば頭のてっぺんを天井から吊り下げられているように一日を過ごせたときには、痛むことが少ない気がします」とも。


姿勢がよい悪いは、言い換えれば、重力にきちんと抵抗できているかどうか。


重力に抵抗して立っているとき、人は下図のように、いろいろな耐え方をし、そのときに支える点が両方の、あるいは片方のつま先であったりかかとであったりします。


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身体均整師会「12種体型シルエットチェック」

Mさんは胃経ラインに沿って、長年なんとか体を支えていた結果、地面と接している内庭付近にいちばん負担がかかってしまいました。


だからこそ、自ら正しい姿勢を意識すると、胃経ラインにばかりかかる重力を分散でき、内庭への負担が減るため、楽になるのです。


対策としては、まず内庭操作を中心として、均整法12種体型「回旋型(捻れ型)」調整をさせていただきました。


その上で、Mさんにとって必要な、正しい姿勢エクササイズもお伝えしました。


約1ヶ月後、再度ご来院のMさんより、「靴を捨てずに済みました。どの靴もみんな履けるようになりました。ありがとうございました」と、うれしいお言葉をいただきました。


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# by naotknet | 2017-05-27 08:01 | 足の痛み

40代女性Jさん。施術中にお話ししているとき、ご自身のおでこを指差しながら「食べすぎた日の夜はいつも、寝ているうちに左のおでこを無意識にひっかいて、朝起きると赤くなっているんです。今日もこれがそう……なぜでしょう?」とご質問をいただきました。


食べすぎたということは、胃腸や肝臓など、消化器系の内臓疲労の現れだと考えられます。


おでこには肝臓や胆のう、腸などの反射区(下図は参考として手足の反射区の図)があったり、また胃経ラインも伸びていたりします。


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(c)フリーメディカルイラスト図鑑
経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂


考え方はいくつかありますが、Jさんは頚椎1〜3番(上部頚椎)の左側が硬くなっていたことが手がかりです。


内臓疲労が迷走神経(下図参照)を伝わって上部頚椎の左側に届き、そこからおでこへの神経へと、刺激が伝わりやすいのでしょう。


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肝臓と整体の情報館


無意識にJさんが、おでこを通じて内臓疲労を癒そうとしている姿ともいえます。


ちょうど均整法12種体型「消化器型」調整では、上部頚椎の最上部である「頚椎1番」を調整することになっていますから、この日のJさんにピッタリでした。


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他にも頭や顔には、体中の様々な状態が現れます。


40代女性Lさんは、足の親指をテーブルの脚にかなり思い切りぶつけ、しばらく腫れて痛かったとのこと。


ご来院の際には、もうほとんど治っていたようですが、このような打撲のときに、病院での治療とはまた違った視点から見ておくと、後々の体調によい結果をもたらします。


たとえば、原因がよく分からない胃痛、よく分からないだるさなど、「よく分からない」不調の予防につながるのです。


その視点のひとつが、やはり頭にある「絡却(ラッキャク)」というツボ(下図参照)。


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経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂


打撲をした箇所を中心に静脈の流れが悪くなっているとき、右の絡却に凝りや緊張が現れますので、整えると血流をよくし、回復力を高めることができます。


Lさんも右の絡却が左に比べてコリコリになっていましたので、しっかり整えて差上げました。


打撲と絡却の関係は「身体均整法学園」では「救急操縦法」という科目で習います。


ちょうど打撲と絡却についての授業風景が、学園ブログありました。


本日は学園土日コース(1年生)の担当授業にいってきます。


先月開講したばかりのクラスなので、まずは椎骨の触診からしっかり学び、身につけます。


こちらも学園ブログに2年生の授業風景が。頚椎1番の触診方法もお伝えしている最中でした。


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# by naotknet | 2017-05-20 07:46 | 打撲

40代男性Eさん。何ヶ月か前に病院で足底筋膜炎と診断された左足裏はいつの間にか治ったが、今度は右足裏が痛くなってきたとのこと。


当ブログによく登場するこちらの図。体が左に捻れると、左足裏に体重がかかりやすいです。

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身体均整師会「12種体型シルエットチェック」

長年続くと、Eさんの左足裏のような不調につながります。


それがいつの間にか治ったとおっしゃるEさん。しかし、足裏を触らせていただくと、まだ左のほうがパンパンでした。


治ったわけではなく、左足裏が痛くないように体を使う方法を、体が知らず知らずのうちに身につけたようです。


全体としてはまだ左捻れなのですが、そのまま今度は体を右に傾けて、右足に乗れるようになったのです。

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身体均整師会「12種体型シルエットチェック」

「左捻れ」に「右倒れ」が加わったということですから、歪みがひとつ増えました。歪みが深まったともいえます。


そのため、よく「痛い側をかばっているうちに、反対側が痛くなった」といわれる状態に進んだのでした。


Fさんは20代女性ですが、四十肩のように右肩が痛くて、右腕が上がらないとのこと。


そしてその前に痛かった左肩が、Eさんと同じく「いつの間にか治った」とおっしゃっていました。


両肩を比べさせていただくと、もしも痛いのは右肩だと事前に伺っていなければ、「痛いのは左肩ですか?」と聞いてしまうところでした。


それほど、左肩のほうがガチガチに固まっていたのです。


やはり、痛い左肩をかばう方法を、体が自然に覚えてしまったようです。


全体の姿勢としてはEさんと同じく左捻れ型。ただ、捻れのポイントが違います。


Fさんは骨盤で、Eさんは肝臓を中心に左捻れになっていましたので、それぞれ整えさせていただきました。


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右腕が上がるようになった初来院のFさんは喜んで下さり、次回ご来院のご予約をいただきました。


右腕を直接施術したわけではありません。あくまでも骨盤からの左捻れを整えた結果、もともとかばっていた左肩のガチガチさがほどけて、結果的に右腕への負担が減ったのです。


約半年ぶりにいらっしゃったEさんには、歪みの深まりを上記のようにお話しし、施術のペースもさることながら、日常生活の見直しを薦めさせていただきました。


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※均整法では「左回旋型」「前屈型」「右回旋型」「右屈型」「左屈型」「後屈型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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# by naotknet | 2017-05-13 07:31 | 足の痛み

50代男性Cさん。右首の上のほうが、寝違えたように痛い。


さらにお話を伺うと、お仕事柄、筒状の重い荷物を左脇に抱える姿勢が日常になっているとのこと。


このような場合には、どこに負担がかかるか、姿勢を真似させていただくと施術の手がかりがつかみやすいです。


「いつもの姿勢は、こんな感じでしょうか」と、私がストレッチポールを荷物に見立てて真似させていただくと「そうです、そうです」。


左脇にストレッチポールを抱えてみると、左肩が少し後ろに引けて右肩が前に出る姿勢になりました。上半身を左に捻った姿勢です。


顔を正面に向けておこうとすると、首を胴体とは逆の、右に捻ることに。


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身体均整師会「12種体型シルエットチェック」

この首の捻れが続くと、頚椎には思った以上に負担がかかります。


また、捻ってがんばる姿勢を支えている椎骨には、頚椎以外にも胸椎3番や7番、11番などがあります。


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ビジブル・ボディ『ヒューマン・アナトミー・アトラス』


これら椎骨は捻れ姿勢を支える他、肺や胃、肝臓など、内臓疲労も反映されます。


そのため、お酒を飲む機会や、タバコの本数が増えたりすると、それぞれに関係する椎骨を中心に、いつもよりも全体の捻れがきつくなり、首を痛めるきっかけとなるのです。


Cさんの場合も、普段の仕事姿勢に内臓疲労が上乗せされ、脊柱が下から捻れて、頚椎の上部を痛めた流れが見えました。


首に触ると痛いですから、Cさんには胸椎3番を整え、連動して頚椎ももとに戻るよう調整させていただきました。


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内臓疲労が直接頚椎に影響するルートもあります。


Dさん(30代男性)は、お酒は飲みませんが、食べるのが大好き。


消化活動にも肝臓の働きはかかせませんから、日常的な食べすぎは、肝臓の慢性疲労を招きます。


Dさんは左首の痛みでのご来院。特に左に振り向こうとすると、痛くて体ごと振り向かねばならない状態です。


頚椎上部の左側からは、肝臓のアクセルである「左迷走神経」が伸びています(下図の一番左)。


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快風身体均整院

肝臓の慢性疲労が度を越すと、左迷走神経を通じて、左首の凝りや痛みにつながるのです。


このときの調整法の例としては「肝経調整」や「「足ブラブラ調整」。


足先の肝臓疲労に関わるツボをそっと押さえておいたり、また、足首を持って肝臓に揺れが伝わるように足全体をブラブラさせたり。


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経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂

(c)フリーメディカルイラスト図鑑

Dさんには、仰向けの姿勢での足ブラブラをしつこく5分くらい。

ときどき、お顔を左右に向いていただきながら、動く範囲が徐々に広がっていくのを確認しつつ施術を進めました。

すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。


医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひご活用下さいね。

快風身体均整院 田川直樹)


※均整法では「右回旋型」「左回旋型」「前屈型」「後屈型」「右屈型」「左屈型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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# by naotknet | 2017-05-06 07:27 | 寝違え

30代男性Bさん。「前は左半身にばかり不調が出ていたのに、ここ最近、右に移ってしまいました。なぜでしょう?」とのご質問をいただきました。


何年か前、ときどき施術させていただいたことがあり、久しぶりのご来院。


初めていらした頃は確かに左半身が凝って硬くなり、左の腰痛や背中痛にお困りでした。今度はそれが右に出るとのこと。


何度かこれまでにお話ししているとおり、左半身には交感神経の反応が出やすいです。

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(c)フリーメディカルイラスト図鑑

人は、昼間仕事などに集中しているときには左重心に、夜リラックスすれば右重心にと、振り子のように自由に重心を切り替えられると調子がよいです。


現代人は交感神経ががんばる時間が長かったり場面が多かったりで、だんだんと左重心を翌日、また翌日と積み残し、左半身を固めてしまうのです。


逆に、右半身には副交感神経の反応が出やすいです(上図参照)。


あまりストレスを感じていなかったり、全体的におっとりタイプの人は右重心になりやすいです。


また、胃腸や肝臓といった、消化器系の内臓は副交感神経がアクセルとなるため(下図の2を参照)、日常的に食べすぎ飲みすぎ傾向にある人も、右重心になりがち。


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「肝臓と整体の情報館」


よって、男性によく見られる、結婚を機に食生活が充実して食べすぎてしまう「幸せ太り」も、重心から見ると右重心になる傾向があります。


Bさんの質問への答えは、どうやらこちらでした。


お伝えすると「そうですか(笑)」とうれしそうなご様子(ごちそうさまでした)。


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他にも例をあげてみると。


昼間、緊張の続く仕事を終え、帰宅後、あるいはどこかに立ち寄ってちょっと一杯は、ホッとする時間ですよね。


体のしくみから見ると、交感神経ががんばりすぎている状態から、胃腸が動いて副交感神経が働き始めた状態です。


たまになら、あるいは適量ならいいですが、毎日毎日、目一杯食べ飲みしていては、いずれ交感神経も副交感神経も、両方とも疲れて大変です。


その疲労度の目安に役立つのは、「姿勢」と「動き」が一致するかどうかのチェック。


自律神経の疲労が浅いうちは下図の(2)「かたち(姿勢)と動きが一致している状態」です。


右重心の人が上体を右に傾けやすいなら、まだ浅いといえます。

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快風身体均整院


深まるにつれ(3)「かたち(姿勢)と動きが逆転している状態」に。右重心なのに、上体は左に傾けやすくなってきます。


もっとも深いのは(4)「バランスが崩れたままで安定している状態」。


一見すると歪みはなさそうですが、どこか不自然な釣り合い方をしています。


ここまでくると不調を感じる力がダウンしていることが多く、どこも辛くないとおっしゃる方もいます。


(4)の方は、施術の回数が進むにしたがって(3)→(2)→(1)と戻っていきますから、途中、歪んでいなかったのに歪みが出てきたようにみえることもあります。


ここから戻すのは時間も手間もかかります。できれば(2)を感じたあたりでご来院されるのが、ほどよいペースです。


具体的には月に1回がお薦めです。


ひとまず月1回で受けてみて、足りない人は少し短めの2〜3週間、大丈夫そうなら1ヶ月半〜2ヶ月に1回と、ご自身のいちばん快調なペースに調節していけばよいのです。


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# by naotknet | 2017-04-29 07:21 | 自律神経

40代女性Aさん。ここ1ヶ月ほど両方の足の甲が痛くて、つま先を深く曲げられない。


たとえば床のぞうきんがけなどのときに、このようなかたちにできないそうです。

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かわいいフリー素材集 いらすとや


前々回のブログ(2017年4月8日分)では、頭の疲れている方が、下図のように前重心をつま先で踏んばって支え続けてしまうお話をしました。

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かわいいフリー素材集 いらすとや


頭の疲れている人は、後重心になることもあります。ボーッと天井を見上げる姿勢です。


真似をしてみると分かりますが、天井を見上げてそのままどんどん後ろ重心にしていくと、倒れないためには、足の甲に力をこめ、足指を浮かしぎみにして踏ん張るかたちも、ひとつの方法になります。

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かわいいフリー素材集 いらすとや

このような持続的な力みが毎日続くと、力んでいる箇所には相当な負担となります。


Aさんはこちら、後重心タイプでした。ここ何ヶ月か、お子さんの学校に関する行事などで、心身ともに疲れる場面が多かったとのこと。


Aさんのように後重心になりやすい方は、その逆方向の動き「前屈」が苦手なことが多いです。

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かわいいフリー素材集 いらすとや


試しにAさんに前屈していただくと、手の指先が、床から30センチは離れていました。


後重心を支える主な椎骨のうち、腰椎5番をまずは整えると、30センチが20センチくらいに。


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ビジブル・ボディ『ヒューマン・アナトミー・アトラス』


後重心姿勢が弱まったことを示します。

その後に胸椎9番や1番も調整。こうしておくと、足の甲を常に力ませて後重心を支えずに済みます。

Aさんの足の甲も、いつもゆるんでいられるようになるわけです。

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足の甲だけではなく、力みからの不調は足全体でも起こります。

体を傾けたり、捻ったりして、どちらかの足に体重をかけすぎていると、たとえば坐骨神経痛のベースになることがあります。

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身体均整師会「12種体型シルエットチェック」

特に上図の右のように、捻った姿勢がくせの人に起こりやすいです。

その場合は、捻った姿勢の重心を支え、体の「しびれ感」にも関係する胸椎7番を中心に、体の捻れ調整(回旋型調整)を行うとよいのです。

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# by naotknet | 2017-04-22 07:25 | 足の痛み