そのような方が多い中、いつもよりも全体的に硬くなって来院された70代女性。
GWに入る前、とても緊張する出来事があったそうです。
それほど長時間のことではなかったものの、自分でも体が固まるのが分かったそうです。
それ以来、習慣にしている朝の体操などを試みても、自分ではほどけきれないとのこと。
うつ伏せになっていただくと、背骨の歪みというよりもまず、背中からお尻の筋肉全体がパンパンでした。
背骨も骨盤も、触ろうとしてもパンパンな筋肉に阻まれてしまいます。
そこでまず、均整法12種体型の中から「筋肉型(循環器型)」を用い、足首や膝から尾骨を狙って整えました。
明後日から二日間に渡って開催される、身体均整師会主催「第121回全国講習会」に、講師チームの一員として、講義を担当いたします。
今回の担当講義内にも出てくる頚椎調整を用いようと思った際にも、背中と同じように、首周りの筋肉がパンパンに張りすぎて阻まれる場面に出会うことがあります。
講義では、急場に対処するために、頚椎から腰部を狙う設定ですので、首の筋肉が張っていて分かりにくくても、なんとか頑張らねばなりません。
ただ通常の場合、例えば長時間のデスクワークに加えて、丸まった姿勢により尾骨で座り続け、尾骨を含め仙骨の動きを自ら止め続けて固まらせてしまった方が来院されたとすると。
仙骨と後頭骨の連動により後頭骨の動きも硬くなり、後頭骨と頚椎のつなぎ目付近の首の筋肉が、内側から張ってしまっていることが多いです。
このようなときにも脚からの尾骨調整は大いに役立ちます。
今回の女性も、尾骨でロックされていた背中全体の筋肉のおだやかさを取り戻してから、次の施術へと進むことができました。
※均整法では「循環器型」「消化器型」「呼吸器型」「頭脳型」など、歪みやコリを12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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