右足の外反母趾が痛むとも。
一見関係のなさそうな二つのお悩みですが、実は太く結ばれています。
立った姿勢で顔を正面に向けたまま、首から下を左に捻っていくと、右足の親指つけ根と、左かかとの外側に体重がかかります。
今回の女性は日常、この左捻れ姿勢を微妙に取り続けるくせがあったため、右足親指に過剰な負担が積み重なっていました。
ところで、この左ねじれ姿勢、「顔を正面に向けたまま、首から下を左に捻る」ということは、顔は相対的に、常に右向きになります。
実際に、お顔を左右に向けていただくと、右のほうがずっと向きやすくなっていました。
試しに、向きにくい左に向いてもらったまま、歯を噛み合わせていただくと、右の奥歯がきちんと噛めます。
右奥歯と右足親指の不調が、左捻れ姿勢によってつながりました。
そこで均整法12種体型のうち、主に「左回旋型(左捻れ型)」調整により、顔を左右どちらにも均等に向けるように施術させていただくと、噛み合わせの違和感が軽減したそうです。
この状態で詰め物の高さを、再度微調整してもらうといいですよ、とお伝えしました。
左捻れ姿勢といっても、顔、胴体、下半身の三つをすべて左に捻っているわけにはいきません。正面を向いていられなくなってしまいますから。
今回の女性であれば、胴体と下半身を左に向けた分、顔を右に向け直してバランスを取っているのです。
また、胴体は左に、顔と下半身は右に向けたり、下半身だけ右に向けたりと、人によって様々なバリエーションがあります。
捻れのいちばん強い部分が首であれば、今回の女性のように噛み合わせに問題が起きたり、腰で強く捻れれば腰痛に悩んだりなど、不調の位置も違ってくるのです。
均整法ではそれらを「回旋型」+「左右型」+「前後型」など、12種体型の複合型としてとらえ、調整します。
※12種類体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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