観させていただくと、確かに腰椎のどこか1ヶ所が歪んでいるというよりも、左腰の筋肉全体のパンパンな張りが目立っていました。
仰向けで両膝を立て、左右に倒してみると、右に倒したとき(左腰が伸ばされたとき)に動きが硬くなっています。
別の日に施術させていただいた50代男性も左腰痛で、上記と同じ動作状況。
ただ、実際に張っていた箇所は、女性のお客様とは違い、腰よりもずっと上の、左肩甲骨と背骨の間付近でした。
お二人の不調箇所を線で結ぶと「膀胱経」ラインと合致します(下図参照)。
膀胱経は足の小指から頭まで伸びており、頭の疲れ(脳疲労)の反応が現れやすいライン。
膀胱経ラインをロープに見立ててみましょう。
仰向けで、つま先が天井を向かず、つま先立ちをしているかのようにピーンと伸びている場合、頭が疲れて緊張し、足裏を膀胱経ラインのロープで背中側に引っ張っている姿と観ることができるのです。
お二人ともその傾向もあり、頭部の膀胱経ラインのもつれをほどくため、施術としては12種体型のうちの「頭脳型」調整。
ロープのテンションが弛むと、仰向けで両膝を立てた状態での左右倒し動作に差がなくなり、つま先も天井方向へとリラックスできました。
※「頭脳型」「泌尿器型」「消化器型」など、12種類体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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