この梅雨から夏にかけての時期、起床の際などにふくらはぎがつる、というお悩みも多いです。
健康番組や雑誌などではよく、暑くなってきて汗をかきやすく、水分が足りなくなって、との説明もされています。ひとつにはそれもあるかもしれません。
それでも、つりにくい人とつりやすい人がいるのはなぜでしょうか?
つりやすい人のふくらはぎを触らせていただくと、すでに芯が硬く凝って、いかにもつりやすそうな状態になっています。
今回の40代男性、最初のお一人も、そんなふくらはぎをしていました。このふくらはぎをフワフワ、ポヨポヨににするのは「副腎」調整です。
副腎疲労の反応が出やすい胸椎11番を含む、均整法12種体型「回旋型」調整により11番が整うと、ふくらはぎを触られた感じがまったく違うのをみなさん実感され、驚きます。
副腎はふくらはぎとの連動が強いのです。回旋型にはふくらはぎへの神経が伸びる仙椎2番も含まれています。また、腎経(下図参照)ラインを通してつながっているとも考えられます。
ストレスの多い社会では、ストレスに対処するホルモンを分泌する副腎が大活躍。活躍しすぎての「副腎疲労」が最近、注目されてきました(下記の書籍が分かりやすいので、ご参照下さい)。
ふくらはぎのつりやすい人は「副腎が疲れているのかも」との視点も持っていてよいと思います。
さて、もうお一人の男性は、「副腎ーふくらはぎ」ではなく、ふくらはぎ自体の使いすぎによる張りのご様子。
つま先が反り返ったかたちをして、足の親指付け根あたりにマメができています。
ふだん歩くときに、かなり地面を蹴る、あるいは引っかいているのでしょう。そのときに使う筋肉がふくらはぎの「腓腹筋」や「ヒラメ筋」「後脛骨筋」です。
つま先で地面を蹴る、引っかく動作をしてみると分かりますが、ふくらはぎを縮める方向ばかりに使い、伸ばす方向へはあまり使いません。
歩くときに「つま先を上げてかかとから着地」をすれば、ふくらはぎは伸びますが、どちらにしても、一部分に注目しすぎ、使いすぎです。
地面をつま先で蹴って進むのではなく、足裏全体で地面をつかみ、ふくらはぎを全身と連動させたバネのように使って、体を前に進めたいのです。そうすれば、ふくらはぎは適度な伸び縮みを繰り返し、しなやかに保てます。
詳しく話すととても長くなりますので、ご興味のある方はこちら、体玄塾の志水先生ブログ『ウォーキングウォッチ』あなたのふくらはぎは自己主張型、センサー型、どっち?をご参照下さい。
『身体均整法学園』東京校・大阪校・札幌校
『各地の身体均整院』
『取材・広報』
今回のようなお悩みを初め、すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
もちろん病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さいね。
※12種体型についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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