重いピアスなど、何もつけていらっしゃいません。痛くないこともあるそうです。
病院を受診しても異常がないのであれば、耳の土台である側頭骨(下図参照)の歪みを整えるとよいことが多いです。
側頭骨が歪む原因は様々ですが、胸鎖乳突筋(下図参照)の凝りにより、引っ張られている状態がよく見られます。
以前、ボールの投げ過ぎによる胸鎖乳突筋の凝りから側頭骨が歪み、耳の違和感を訴えていた男性についてお話ししました。
「ボールの投げ過ぎによる、耳の違和感」
こちらの男性の場合は片側の耳だけでした。右利きなので右耳の違和感。
今回の女性は両耳でした。「胃の調子は最近どうですか? 」と伺うと、ストレスを感じると、よく調子をくずすとのこと。
これがどうやら両方の、胸鎖乳突筋の凝りを起こすもとのようです。
胃を初め、内臓を動かす神経(迷走神経。下図参照)と、胸鎖乳突筋を動かす神経(副神経)の出発点が頸椎2番3番付近で接近しているため、お互いに影響しやすいのです。
胃の調子が悪くてキュッと縮こまると、連動して胸鎖乳突筋にも凝りが起こります。
下図では片側しか描かれていませんが、実際には左右両側に伸びていて、胃の疲れが現れやすい胃経ラインにも、左右ともに凝りが出ていました。
もちろん上腹部(胃の本体付近)にも張りがあり、胃の調子を表しやすい胸椎5番や7番、12番にかけても歪みが見られます。
足先から、まず右の胃経を整えると、右の胸鎖乳突筋が弛みました。触るとまだ左はコリコリしています。その後、左の胃経で左を弛めました。
はっきりと片側ずつ弛んだあと、上腹部の張りも去り、胃の疲労と胸鎖乳突筋の凝りとのつながりを感じていただくことができました。
『身体均整法学園 Facebookページ』
快風院『均整日記』、おかげさまで今年の4月で10年目に入りました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。その学園Facebookページが立ち上がりました。どのようにして身体均整法を身につけていくのか、日々の授業の様子を知りたい方はこちらまで☆
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耳の痛いときと痛くないときがあるのは、かかるストレスの状態により、胃の調子がいいときと悪いときがあるからです。
先述の男性の場合は腕〜鎖骨の調整が、今回の女性の場合は胃の調整が耳の調整となりました。
同じ耳の調整でも、もとをたどっていくと様々な原因に行き着きつくため、調整方法はそれに応じて決まります。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さいね。
◆◆◆8月25日開催「モデル施術」担当のお知らせ◆◆◆◆
「均整法研修センター」研修の一環として、お客様をお招きし、モデル施術を担当しています。◯料金はセンター規定の3000円。2~3名の研修員がベッドの周りで見学しますが、それが気にならない方であれば、私の院に来院されるよりもお得です。
◯毎月第4月曜日、午前10時30分~午後4時30分(施術終了)。
8月は25日開催です。
◯私の施術を初めて受ける方を対象とします。
◯2回目以降もセンターでの施術をご希望の場合は、私の指導のもと、研修員が施術を担当します。
現在、均整法学園に通っている学生さん達や、卒業生のみなさんも歓迎します☆
(一人が施術を受け、他の方が見学もOK)
詳しくはセンターではなく、私(快風身体均整院)まで直接、メールかお電話(03-6904-3020)下さいね。
※均整法では体型を「消化器型」「頭脳型」「呼吸器型」など12種類に分けて調整します。12種体型についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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