施術に先立ち、何を通して不調の箇所の状況を知るかが大事です。均整法では「観察」といいます。
観察は大きく分けると、骨格・筋肉・経絡を通して行います。
骨格を通して今回の男性の足を観察するとすれば、例えば足の親指を含む足甲全体のかたちは、細かな骨がたくさん集まっているという視点から、肋骨と相関、連動すると考えます。「同形相関」と呼びます。
筋肉であれば、足の親指付近の筋肉(長母指伸筋など)のうち、どれがいちばん凝っているか、逆に力が抜けているかなどを観察し、その筋肉を動かしている神経の出発点(腰椎4・5番付近)や、筋連結を意識した全体調整を進めます。
そして経絡。親指には脾経や肝経ラインが走っていますから、これらを軸として観察・調整することもできます。
肝臓に案の定、強い張りがありました。
「肝兪(かんゆ)」というツボに近い胸椎9番を含む、均整法12種体型「前後型」調整を選択。
前後型を構成する椎骨は胸椎9番の他に、寝不足からの心臓疲労反応が現れやすい胸椎5番、食べ過ぎによる膵臓疲労反応の腰椎1番なども含まれますので、年末から年始にかけての内臓疲労調整にはピッタリ。
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「肋骨型」を構成する椎骨とも重なることから、肝臓を包む肋骨も整い、連動して足甲全体もゆるみます。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。「12種体型」が指標となります(下記「お知らせコーナー」内をご参照下さい)。
病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さいね。
【お知らせコーナー】
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※12種体型についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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