例えばある40代女性。年末からここ最近まで海外出張続き。寒い中国の北方からいったん帰国したと思ったら今度は、飛行機を3回乗り継いで、南方の小さな島国へ。次に再び中国出張が控えているそうです。
それも今回はすべて初めての国への一人旅。交感神経はフル回転です。
このようなときに、体は左重心が続き、左半身が硬くなるのです。この状態で旅にはかかせない、重たいトランクを持ち運びしていたらどうなるでしょうか。
移動の際の上げ下ろしなどで、左肩の動きが右肩よりも悪い分、痛める率が高まるのです。今回の女性も南方へ出発の前、突如現れた左肩の痛みで、移動の飛行機の中、寝られないほどだったとのこと。
肩には触らずに、左半身調整=交感神経を鎮める調整をさせていただきました。施術後に「まだちょっと……」とおっしゃっていましたが、そこで追いかけて肩を触るようなことはしません。
3日後メールが届き、「あれから調子がよくなり、ヨガのレッスンに行っても大丈夫でした、感謝☆」とのこと。うれしかったです。
このように、自律神経にフォーカスした調整は、その場での変化が今ひとつのこともあります。2、3日かけて体をめぐり、内側から整えていくからです。
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右半身ばかり不調が続くという、別の40代女性。先の理論では、副交感神経亢進によって右重心となります。
多いのは食べ過ぎ飲み過ぎにより胃腸や肝臓を酷使し、アクセルである副交感神経がフル回転の状態。
私自身、去年のお正月に経験した右肩の痛みは、このことがベースにありました。
ただ、今回の女性に「最近食べ過ぎていませんか?」などと言ったら失礼です。パソコン業務過多による、目の疲れからの肝臓疲労でしたから。
漢方では肝は目と関係が深いとされています。
実際に今回の女性も、目の調整により肝臓の凝りがとれると、体の右側にある肝臓自体が軽くなり、右重心が解除されました。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さいね。
※均整法では自律神経の状態を12種類に分類し、整えます。「12種体型」についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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