立った姿勢を横から見させていただくと、両膝が前に出ていました。
子育てと、育児休暇明けの久しぶりの仕事とが重なって、体ももちろんですが、頭がさらにお疲れのご様子。
おでこがカチカチに凝っていて、頭を上から見ると、おでこ側がとがったようになっています。
たとえていうなら、三角の‘おにぎり’のようなかたち。脳疲労の特徴のひとつです。頭はうつむくように、前に動かすほうが楽になっていました。
体の前後の動きは、頭が疲れたときにその差が現れやすく、均整法12種体型では「前後型」、別名「頭脳型」と分類されます。
他にも、頭が前に行ってしまうのを、つま先に力を込めて踏ん張る、アゴを上げて対処する、あるいはそれらを合わせたりと、様々な方法を使って、体は無意識にバランスをとるのです。
わざとやってみると分かりますが、膝を前に出し続けるのは、膝にとってかなりの負担。その膝に対して、「もう10kgを超えました」とおっしゃるお子さんの重さが、ダブルパンチとして加わったのでした。
施術はもちろん頭脳型調整。抱っこの負担が軽減するよう、横から見たときの膝前姿勢を整えさせていただきました。
『身体均整法学園 Facebookページ』
快風院『均整日記』、おかげさまで11年目です(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。その学園Facebookページが昨年立ち上がりました。どのようにして身体均整法を身につけていくのか、日々の授業の様子を知りたい方はこちらまで☆
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先述の「つま先に力を込めて踏ん張る」つま先姿勢では、長期間に渡ると例えば外反母趾の、アゴ上げ姿勢では頸椎に負担がかかり、首や肩を痛めて四十肩などのベースとなります。
外反母趾、よく右だけ痛む女性を見かけます。これは前重心に左捻れ重心が加わり、右足親指の付け根に負担がかかり続けたためです。
また、前重心、前+捻れ重心他、重心を支え続けた体の各部分は、自律神経、経絡、筋肉、骨格、内臓その他の働きが抑えこまれます。
逆に支えていない部分は働きが行きすぎ、体のあらゆる不調に関わるのです。
均整施術の目的は、「右前」「左後ろ」など、日々偏った重心を支え続けて歪んでしまった、体のバランスを整えることにあります。
先日、フェイスブック上でも下記の通りお知らせしました、来週月曜(21日)開催「均整で簡単セルフケア」セミナーでは、輪ゴムを使った、自分一人でできる重心調整をご紹介します。
肩・首こりはもちろんのこと、画像の拙著タイトルにある「アレルギー性鼻炎」や、この時期であれば「花粉症」にも、重心の支えすぎ、支えなさすぎは大きく関わっています。
本の中では「ツボ」と「自律神経」を輪ゴムで整える方法を説明していますが、実は、隠れた効用として、重心調整が含まれています。
今回は本の中で書ききれなかった「重心調整」にスポットを当てたセミナーです。引き続きご予約受け付けておりますので、ぜひいらして下さいね。
※均整法では「頭脳型」「消化器型」「泌尿器型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪み(外界からの歪み)か、内臓疲労から来た歪み(内界からの歪み)かを分けて調整します。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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【お知らせコーナー】
※上記セミナーと同じ日、私の均整施術を体験してみたい方、施術モデルになってみませんか?均整法研修センター「施術モデル」募集
※輪ゴムを使った均整法の本、好評発売中です。「鼻水は止まりました! 目も何とかなりますか?」とのお声をいただきました。この時期、鼻も目もお辛い方は、103ページの輪ゴムの巻き方がお薦め。目は肝臓と深いつながりがあるのです。また花粉症歴の長い人は、応用として38ページの2本連結した巻き方で2、3日、巻きっぱなしをお薦めします。
『アレルギー性鼻炎は輪ゴム1本でよくなる』
(田川直樹、おかのきんや共著)
※輪ゴム均整の本を共著して下さった、おかのきんやさんの最新刊です。読むだけで元気になれます。
『あなたがいい。超訳手塚治虫』