こちら当院姉妹サイト内『神経ネットワーク図』をご覧いただくと、青線のラインが肝臓から左首や肩に伸びているのがお分かりになるかと思います。
この青線は「迷走神経」と呼ばれる神経です。肝臓が疲れて緊張するとこの迷走神経も同じく緊張し、左首や左肩にもその緊張を伝えて、左肩凝りの土台になります。
対して右肩が凝る場合、この図には載せていないのですが、背骨の上部で右脇から肝臓に伸びていく神経が別にあり、肝臓が疲れると、それは左肩以外に、こちらの別の神経を通じて背骨上部右側周辺や、右肩甲骨内側付近の筋肉にも伝わるのです(こちらがテレビで放送されていたパターンだと思われますがいかがでしょうか)。
よって、覚えておいていただきたいのは、肝臓疲れからの肩こりは、左右の肩ともにあるということです。
さらに毎日の施術経験から、右肩が凝る場合は、肝臓はもちろんですが、それ以上に「胆のう」の疲れからの場合が多いです。
胆のうは肝臓が作りだした消化液‘胆汁’を貯めて濃縮し、必要に応じて分泌する役目を持っています。肝臓にくっつくように、ほとんど一体となって存在していますから、どちらかが疲れれば連動してもう一方も疲れてしまうのです。
施術によって胆のうの緊張が解けると、右の肩甲骨内側もふーっと弛んでくるのが分かります。
放送を見ていないので、ちょっとかみ合わない部分もあったかと思いますが、今回放送分が5日後くらいに「あるある大辞典ホームページ」に掲載されるそうですので、内容を把握した上で、追加や修正点があれば、後日またお話ししますね。