体が元気なときなら、もちろんこういうことはありません。ギックリ腰もそうですが、首や腰が、あと1回引き金を引けば、いつでも「グキッ」「ピキッ」になりますよ〜という、土台ができあがっているときが要注意です。
その土台になるのが、内臓の疲れです。首の右側であれば腸、左側は肝臓の疲れが極まっている場合がこのところ多いです。
だんだん暑くなって、冷たい物をたくさんとったり、冷やし中華やスイカなどもお店に並ぶようになったり、また、暑いのと寒いのがごちゃまぜのこの時期でもありますから、エアコンの調節をどうしようか微妙で、つい冷やし過ぎてしまったりと、お腹の中まですっかり冷やされてしまう環境は充実しています。
施術としてはこの図の神経の流れに沿って疲れた内臓を特定して疲れや緊張を解いた後(例えば右側の寝違えで、腸の疲れがその土台になっているならば、まず腸の緊張を解きます)、痛くない範囲内から、徐々に首の動きをつけていきます。ちょっとでも動かすと痛い方には、無理に首は触りません。均整法では足の甲からの反射で首をゆるめていきます。