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主に日々の施術の様子を書いていきますので、均整法を受けてみたい方、参考にして下さいね。


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「背中が伸びた感じがします」と、施術後のお客様がよくおっしゃいます。


伸び方にもいろいろあります。


ひとつには脊柱のカーブが正しいかたちに近づくため。「生理的弯曲」が整うといいます。脊柱を横から見たときのSの字です。

アイリス・アイリスの作業現場


頸椎と腰椎は前に、胸椎と仙骨(骨盤)は後ろに、全体としておだやかなカーブを描くとよいのです。


頭の疲れやすい方はこのカーブが少なくなってまっすぐ気味に、食べすぎ飲みすぎから慢性的な内臓疲労の方は、特に胸椎のカーブがきつくなって猫背気味になったりします。


自律神経的にとてもまいってしまうと、カーブが逆転することも。特に後ろにおだやかカーブが欲しい胸椎の一部が凹んでしまうのです。


胸椎におだやかカーブが戻るにつれ、調子も戻ってきます。


肋骨の硬さが解放されることによっての、背中の伸び感もあります。


40代女性Aさんは子育て中で、背中がパンパン。肋骨全体が固まって動きにくくなっていました。


こんなときには、肋骨を直接調整するよりも、遠いところからの施術が、背中の深いところによく届きます。


快風院『均整日記』、おかげさまで13年目となりました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。日々の授業の様子など、下記リンク先をご覧下さい☆


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Aさんにはうつ伏せになっていただき、リスフラン関節(下図の青色と黄色の境目の関節)など、足の甲を念入りに調整。


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足の甲の骨と肋骨はかたちが似ているところから、どちらかがゆるめば、もう一方もゆるむ性質があります(同形相関といいます)。


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(c)フリーメディカルイラスト図鑑


また、慢性的な疲労や不調は体の外側のライン、経絡でいうと「胆経」ライン(下図参照)に出ます。

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経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂

そこで足甲の骨のうちでも、胆経ラインに乗っている薬指の骨を中心としてよく整えると、肋骨を外側からゆるめることができます。


ちなみに冒頭の脊柱S字カーブを整えたいときには、経絡ライン上の骨では、体の中心「任脈」ラインや「督脈」ライン上の剣状突起、尾骨を整えるとよいのです。


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(c)フリーメディカルイラスト図鑑
経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂


すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。


医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひご活用下さいね。

快風身体均整院 田川直樹)



※均整法では「回旋型(泌尿器型)」「左右型(消化器型)」「前後型(頭脳型)」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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by naotknet | 2017-06-24 07:15 | 背中

「1年を大きく二つに分けたとき、寒い時期から暑い時期に変わる現在、交感神経から副交感神経への切り替わりがうまくいかずに、体調をくずす人が多いです」と、胃痛とギックリ腰を例に、先週のブログでお話ししました。


せっかくの機会なので、他にも例を挙げてみます。


例1)20代女性Cさんと50代男性Dさんは「ギックリ背中」でした。


上半身を左にはほぼ問題なく捻れますが、右に捻ろうとすると、正面をピタッと向いたまま、右にはほとんど動かせません。


右半身に現れた、副交感神経の緊張による硬さにつっかえてしまうのです。

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(c)フリーメディカルイラスト図鑑

Cさんは肩甲骨の辺り、Dさんは背中の真ん中辺りで主につっかえてしまいます。


それを確認した上で、やるべきことは、先週もお話ししたとおり、全体の副交感神経の行き過ぎを鎮める調整です。


Cさんは40分ほど、Dさんはご来院からお帰りまで15分で、右にも捻れるようになりました。


当院の施術時間は、ホームページには30分〜40分と記載してあります。


ただし、急場をしのぐ必要がある場合には、余計な手を加えると過剰刺激になることもありますので、今回のDさんのように短時間で終わることもあります。


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例2)副交感神経は腸のアクセルとして働く関係上、この時期、アクセルを踏み込みすぎて、下痢に悩む方も多いです(下図の2参照)。


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「肝臓と整体の情報館」


下痢が1週間ほど続いた50代女性のEさんとFさん。


いつもは左肩上がり姿勢なのに、今回は右肩上がりでした。最初にも登場した下図の、右半身の緊張を表す姿勢のひとつです。


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(c)フリーメディカルイラスト図鑑


調整はCさんDさんと同じく副交感神経の行きすぎを鎮め、右肩が下がってくればよいのです。


例3)交感神経から副交感神経への切り替わりがうまくいかず、副交感神経が行きすぎる場合が多いこの時期、とお話ししてきました。


逆に、切り替わりの不具合から交感神経が行きすぎて、左半身が硬くなる方も中にはいらっしゃいます。


50代女性Gさんがそうでした。左半身の硬さに引っ張られ、寝違えのように、顔を右に向けることが全然できません。なんとか向くには、体ごと右に捻らなければならない状態です。


仰向けの姿勢で、交感神経の反応が現れやすいおへその左側などを押さえつつ、右に顔を向けられるようになるポイントを探しながら施術を進めました。


例4)「いつもは左半身のどこかに不調が出やすいのに、今回は右手首なのです」とご来院の50代男性Hさん。


以前はマラソンに本格的に打ち込んでいらしたのですが、ここ数ヶ月忙しいこともあり、練習量がかなり減ったとのこと。


交感神経ががんばる機会が減り、その分、副交感神経が優位になりすぎている状態に加えて、この時期の影響が上乗せされたようです。


このように、1年を2シーズンに分けての自律神経視点や、他には4シーズンに分けての漢方視点(春は肝、夏は心など)に、最近の日常生活状況を考え合わせると、すべての不調を均整法視点として、かたちや動きに置き換えることができるのです。


医学的視点も合わせて、ぜひ均整法視点をご活用下さいね。

快風身体均整院 田川直樹)


「『自律神経のバランスを整える』って、具体的にどういうこと?」シリーズ1〜10はこちらからご覧下さい。

※均整法では「回旋型(泌尿器型)」「左右型(消化器型)」「前後型(頭脳型)」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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by naotknet | 2017-06-17 07:42 | 自律神経

50代女性Aさん。胃が痛いと思って病院に行ったが、胃には特に異常はないと言われたとのこと。


みぞおちのあたりを触らせていただくと、「ハの字」の左側に凝りがありました。


上体を左に(そして少し前に)捻ってみると分かりますが、ハの字の左が硬くなります。


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ビジブル・ボディ『ヒューマン・アナトミー・アトラス』

胃を圧迫する姿勢なのです。ちなみに右にある肝臓が収まるスペースは、この姿勢により広がります。


余談ではありますが、お酒を飲むときにこの左捻れ姿勢をとっておくと、肝臓がよく働くことができ、悪酔いしません。


逆に右捻れ姿勢をとったまま飲み続けると、肝臓を圧迫して働きを抑えこみ、二日酔いの恐れがあります。


このようなお話をさせていただくと、「そういえばここしばらく、右手を少し前に出した姿勢で、根を詰めるデスクワークを続けていました」とのこと。


同じ姿勢を取り続けることにより、いちばん負担のかかる場所にある内臓に不調が起こりやすいです。


Aさんの場合なら、胃自体が悪いのではなく、偏った姿勢からくる胃疲労といえるでしょう。


こういうこともあると知っておくと、安心できると同時に、普段からよい姿勢を心がけるモチベーションになります。


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偏った姿勢から体の中に行く不調もあれば、体の中から外に現れる不調もあります。


50代女性Bさんは「ギックリ腰をやってしまったようです」とご来院。


立った姿勢からの前屈は大丈夫でも、後ろには全然反れません、とのこと。


どのあたりで反れなくなっているか見させていただいたところ、仙骨の上部付近でした(下図の上の赤丸)。コチコチに硬くなっています。

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「iris-irisのフリーウェア」

Aさんのように、デスクワークで前のめり姿勢を長く続けていると、こうなることがあります。ただし、Bさんの場合は違いました。


過去の記事でも書かせていただいたように、このゾーンは副交感神経の反応がよく出ます(2009年8月15日「冷たい物の食べ飲みすぎによる、仙骨ロックのギックリ腰」をご参照下さい)。


ちなみに下部は交感神経の反応ゾーンです。


1年を大きく二つに分けたとき、寒い時期から暑い時期に変わる現在、交感神経から副交感神経への切り替わりがうまくいかずに、体調をくずす人が多いです。


その際に、副交感神経反応ゾーンが原因となる不調が起こりやすいのです。


Bさんの場合は、仙骨上部がコチコチになり、後ろに反れなくなってしまいました。


施術としては、Aさんには、偏った姿勢をほどくための筋肉・骨格系の調整。


対してBさんには、副交感神経の行きすぎを鎮める、自律神経系への調整が必要になります。


副交感神経の反応が現れやすいのは、仙骨上部以外には、先週お話しした右半身全体も。

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(c)フリーメディカルイラスト図鑑

右半身のどこかに寝違えや背中痛、腰痛他で現れます。


そうかと思えばBさんのように、仙骨上部に、ギックリ腰のようなかたちで現れる人もいるのです。


すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。


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「『自律神経のバランスを整える』って、具体的にどういうこと?」シリーズ1〜9はこちらからご覧下さい。

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上記記事内にある「偏った姿勢」は、言い換えれば、偏った「重心」を支えている姿勢。

重心の偏りは、症状別に様々なタイプがあります。

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by naotknet | 2017-06-10 07:41 | 自律神経

50代女性Nさん。風邪をひいてから、咳だけが残る。病院での検査の結果、咳喘息の疑いありとのこと。


このようなお悩みの方、Nさん以外にも多いです。


病院の診断により、急を要するものでなければ、均整法視点からの咳は、「肋骨」を中心に観察します。


多くの場合、肋骨の弾力性の左右差が大きくなっています。


背中側から細かく観ていくと、上から5番目と6番目の肋骨の間が狭くなっていることも。それも右側。

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ビジブル・ボディ『ヒューマン・アナトミー・アトラス』


「左半身は交感神経、右半身は副交感神経の反応が出やすい」と、当ブログ上でときどきお話しします(背中からの下図参照)。


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(c)フリーメディカルイラスト図鑑

咳は副交感神経の働きで気管や気管支が収縮して出ますから、全体としては、右重心に偏り過ぎているバランスをもとに戻し、第5、6肋骨の状態を整えればよいのです。


第5、6肋骨が出ている胸椎5、6番付近には呼吸器系を動かす神経が集まっています(後肺神経叢。下図赤丸内の青色。左図は肺あり、右図は肺なし)。


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ビジブル・ボディ『ヒューマン・アナトミー・アトラス』

気管から気管支に分かれる部分「逆Yの字」の、左右の角度が違う(上の右図参照)ことなども、右重心に関わります。


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40代女性Oさん、40代女性Pさんは、毎年5月頃になると、咳がひどくなるとのこと。


体は寒い時期から暑い時期に向けて、交感神経から副交感神経優位へと体内環境を切り替えます。


ゴールデンウィーク付近の「立夏」を越えると、その傾向がますます強くなります。


そのとき、普段から自律神経のバランスがうまくとれず、交感→副交感の切り替わりの反動に耐えられない人に、咳などの症状が現れやすいのです。


急場をしのぐには上記のとおり、右重心への偏りすぎをもとに戻し、肋骨5、6番の状態を整えます。


ただし、OさんPさんのように、毎年同じ季節に同じ症状が現れる場合は、根はもっと深いところにあると考えたほうがよいです。


たとえば、慢性的な消化器系の内臓疲労により、消化器系のアクセルである副交感神経が常に働きすぎ、呼吸器系にも影響する、など。


そうであれば、急場をしのいだ後は次の5月に向けて、夏→秋→冬→春と、最低でも1年を通して体を整えていく、体質改善的な取り組みが必要です。


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by naotknet | 2017-06-03 08:03 | 咳(せき)