今年はもう、河川敷のグラウンドで、野球を楽しんでいるシーンが見られる頃でしょうか。
近くにないのでわかりませんが、ここ2年はグラウンドの貸し出し中止が続き、当院のお客様の中にも、残念がっていた方々がいらっしゃいました。
野球のシーズンが始まると、右投げや右打ちでプレーされる方の「左捻れ」姿勢が強まってくることがあります。
体バランス的には、クールダウンをよく行って、偏った捻れを毎回ほどいておくことが大切です。
捻れが行き過ぎると、肩痛や腰痛につながるからです。参考になる例をお話しします。
40代男性Aさん。ジムでの筋トレ続けているうちに左肩を痛め、ベンチプレス他、腕の種目を中止しているそうです。
Aさんは野球をするわけではありませんが、もともと左捻れ姿勢の習慣が強い方でした。
捻れ姿勢の方は普段、正面を向いておくために、無意識に体のどこかを頑張らせています。
それが腰であったり肩であったり。Aさんは左肩を右に捻り返すことで正面を向いていました。
そのため常に左肩の前は詰まったようになり、わずかに負担がかかり続けます。
そこにたとえばベンチプレスをしたとしたら、前が詰まった左肩にバーベルの重さがかかって無理に開くことになり、だんだんと痛んでいく原因となります。
野球シーズン中に毎年どこかを痛める方は、そこがご自身の捻れ姿勢の切り返しになっている部分かもしれません。
野球やその他の球技、もしくはAさんのように運動で体を痛めがちな方。ぜひプレー中、運動中に強まった「捻れ」をクールダウンで解除しながら、元気に楽しんでくださいね。
捻れが解除できたかどうか、クールダウンの前後に、実際に体を捻って確認するとなおよいでしょう。
まだどちらかに捻りにくいようであれば、クールダウンの量や方法に工夫が必要かも。
また、先述の切り返し部分が肩になる人は、スポーツ後の心臓の疲れも左肩周辺に現れやすいですので、
ぜひ均整施術も併用しながら、体の内と外、両面からの捻れ姿勢解除を心がけてください。
医学的視点や治療と合わせて、ぜひ均整法視点による体バランス調整を、気になるお悩みの改善・予防に生かしてくださいね。