30代女性のお客様Eさん。「何もしていないのに両膝、特に左が痛くなってきて」とのこと。一番気になるのは、左膝の外側のようです。
「息を吸うと、左の肋骨のこの辺り(下図)も痛みます」とも。
こうした、膝とは一見関わりのない他の不調も、全体の体バランスから観ると、大切な改善へのヒントになります。
痛むのは、上から数えて 11番目の肋骨の辺り。その内側には「脾臓」が収まっています。
Eさんのご来院はゴールデンウィーク前で、季節でいうと立夏(今年は5月5日)の手前、春の土用にあたっていました。
年に4回ある季節の変わり目のうち、春の土用は「脾(脾臓)」や「胃」の時期。
また、膝の外側には胆経ラインが通ります。春に肝(肝臓)とともに変動の現れやすい胆(胆のう)の経絡ラインです。
これらを合わせていくと、年度初めの忙しさに体力をとられ、体が季節の変わり目をうまく乗り切れていないご様子が見て取れました。
胆のう、肝臓ペアは、頭の疲れ(脳疲労)に反応しやすいことから、玉枕(下図の赤丸。交換神経、副交感神経のバランス状態が現れやすいツボ)を観察、
左右の光明(下図の赤丸。脳疲労改善に用いるツボ)を比べて、同じくらいの手触りになるよう調整、
膝を含め、左半身の緊張をゆるめていきました。
「息も楽に吸えます」とホッとしたご様子のEさん。胆と脾を結ぶ「木剋土(もっこくど)」ラインが整備され、
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2005年4月にスタートしたこちら快風院『均整日記』。今月で連載21年になりました。いつもお読みくださりありがとうございますっ。当ブログの考え方の軸となる身体均整法は「身体均整法学園」で学びました。講義の様子など、下記リンク先をご覧ください☆
「◯剋◯」ラインの整備という考え方は、他にも様々な不調改善に役立ちます。
例えば普段は何ともないのに、春の土用に頻尿になったりする場合。膀胱経ラインの通るお尻の上のほうが張っていたら、
脾と膀胱を結ぶ「土剋水(どこくすい)」ラインの整備が1つの手です。
頻尿に関わる「過活動膀胱」は副交感神経亢進の状態ですから、副交感神経ゾーンであるお尻の上側の張りを、土剋水ライン整備でゆるめるとよいのです。
東洋医学の考え方を自律神経バランス他と組み合わせて均整法に応用した施術は、身体均整法学園では「経絡基礎」や「経絡操縦法」、「観歪法」の講義で詳しく勉強します。
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気になる不調には医学的視点に加え、均整法視点もぜひ取り入れて、改善・予防に生かしてくださいね。
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