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快風院『均整日記』 kaihuu.exblog.jp

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主に日々の施術の様子を書いていきますので、均整法を受けてみたい方、参考になさってくださいね。


by naotknet
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70代女性のお客様Wさん、「右の肋骨の辺りが痛くて」とのこと。

旅行から帰ってきて数日が経っていました。旅先では重いキャリーケースを引いて、たくさん歩いたそうです。

背中を観させていただくと、胸椎7番がコチコチに固まっていました。


12個ある胸椎には、それぞれ肋骨が付いています。胸椎7番に付いている第7肋骨をたどっていくと、右の前側に少し硬くなっているところがありました。

そっと押さえると「そこです」とWさん。上半身を捻った姿勢でキャリーケースを引き続けていたために、

旅行に出かける前に、後ろにも腕を振れるようにしておきましょう 〜ある日の施術より〜_e0073240_09062227.jpg
かわいいフリー素材集 いらすとや

胸椎7番から第7肋骨にかけて、捻れたまま、右側が凝って固まってしまったようでした。


施術としては、胸椎7番から上下に、4つおきに数えながら、捻った姿勢を支える椎骨を順番に整えていくと、


さきほど押さえたところに弾力が戻り、「痛くないです」と笑顔をいただきました。

旅行に出かける前に、後ろにも腕を振れるようにしておきましょう 〜ある日の施術より〜_e0073240_09080066.jpg
2005年4月にスタートしたこちら快風院『均整日記』。今年で連載20年になりました。いつもお読みくださりありがとうございますっ。
当ブログの考え方の軸となる身体均整法は「身体均整法学園」で学びました。講義の様子など、下記リンク先をご覧ください☆


普段歩いているとき、多くの方が後ろに腕をあまり振れておらず、体の前側寄りで振っています。続けているうちに、後ろへの腕の動きが苦手になります。

苦手な動きでキャリーケースをたくさん引き続けると、痛める確率も高くなります。

また、腕振り他、腕を後ろに動かす機会が日常的に少ないと、腕の後ろ側にある小腸経を始めとした経絡ラインを凝り固めてしまい、該当する内臓の不調に関わる、隠れた原因になることも。


内臓の健康のためにも、後ろに腕を振れているか、ときどきチェックしてみてくださいね。

骨格、筋肉、内臓、神経、経絡と、あらゆる視点から体のバランスを整えることができる身体均整法。

気になる不調には医学的視点に加え、均整法視点もぜひ取り入れて、改善・予防に生かしてください。


お手元に「2025年均整法カレンダー」をお持ちでしたら、捻れ姿勢を手軽にリセットできる均整体操が5月と6月に掲載されていますので、お役立てください。

お持ちでない方はご来院の際、院の壁にあるカレンダーを見ながら、お伝えさせていただきますね。



※肋骨の不調についての過去記事は、ブログカテゴリ「肋骨」をご覧ください。

※医学的視点と均整法視点については、こちらもどうぞご参考に:快風身体均整院ホームページ内「病院でわかること、整体でわかること」


旅行に出かける前に、後ろにも腕を振れるようにしておきましょう 〜ある日の施術より〜_e0073240_16532470.jpg
■施術のお問い合わせ・ご予約はこちらから■
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※パソコンからご覧でしたら、あなたのお悩み、痛む箇所をキーワードとして、右欄にある検索窓で、当ブログ内を検索してみて下さい。スマートフォンの場合はこちら「ブログ内検索」ページから。お悩み解消に役立つ情報が、きっと見つかります。

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🟢6月23日(月)開催:均整センター「施術モデル」募集


🟢『Tarzan Web』に『Tarzan』No.824の快風身体均整院紹介記事を転載していただきました。
都内はもとより、おかげさまで遠方の皆様からも、多くのお問い合わせをいただいています。

以前、直接ご来院できない皆様のセルフケア用にとの願いも込めて書いた拙著『内臓ウォーキング』が、ここに来て再びお役に立つことができて嬉しいです

🟢『内臓ウォーキング』他、拙著のご紹介:これまでに6冊出版させていただきました。感謝いたします。



# by naotknet | 2025-06-14 07:10 | 肋骨 | Comments(0)

50代男性のお客様Oさん。「毎回ではないのですが、動かすときに左の肩が痛むことがあって」とのこと。

普段の生活習慣について、デスクワーク中心の生活の方には、パソコンのモニターが正面にあるかどうかも必ず伺います。

職場の都合上、正面に置くことができず、右か左に設置している方もいれば、正面と左など、2台を同時に操作されている方もいます。Oさんは後者でした。上体が左に向くことの多い毎日。

上半身を捻って動かしていただくと、お顔も体幹も左に向きやすくなっていました。日常、左にあるパソコン操作の割合が多いためのようです。

このまま長期間過ごしているうちに、首(頸椎)の左側が凝り固まり、左肩の動きに影響が出てきたのでしょう。

整形外科の受診で異常のない段階であれば、将来の肩の健康のために、手間はかかっても、モニターのレイアウト変更が最大の改善策。

すぐに変更するのが難しい場合は、変更が叶うまでの間、一日の仕事でたまった「捻れ姿勢」をリセットして、翌日に持ち越さないようにしながら過ごすことが必要です。

リセットにはラジオ体操など、動きに偏りのない運動を、無理のない範囲でお勧めしています。運動の前後にご自身で左右に捻ってみて、動きが揃ったかどうかチェックするのがポイント。

施術としては、しつこいようですが、5週連続で登場の「胸椎3番(下図、赤丸の一番上)」です。


捻ったときの姿勢を支える点のひとつでもあり、肩の動きの要の点ともいえるからです。

2005年4月にスタートしたこちら快風院『均整日記』。今年で連載20年になりました。いつもお読みくださりありがとうございますっ。
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もしも冒頭と同じレイアウトで、体幹を左捻り姿勢で残したまま、顔だけを正面に向けて操作することの多い人は、右の首や肩を痛める可能性があります。


このことは、別の50代男性のお客様Tさんに当てはまっていました。お伝えすると「以前は左の首から肩が痛かったのですが、ここ最近右が痛むのはこれだったのですね」と、合点がいったご様子。

職場が引っ越して、モニターの位置は同じでも、その他の状況により体幹ごと正面に向きにくくなったそうです。

いつの間にか左膝を痛めた40代女性のSさんは、モニターが正面と右。

右に捻りがちな姿勢を、無意識に左膝で支える習慣によるものでした。
在宅ワークでレイアウト変更がしやすかったため、膝に負担のかからない配置にしていただくと、1ヶ月ほどですっかり改善したそうです。

捻ったままで何かを続ける姿勢は、肩を始め、首、腰、膝と、体のあらゆる部分に負担をかけ、痛める隠れた原因となります。

レイアウト変更と日々の捻れ姿勢リセット、ぜひ取り組んでみてください。

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※肩の痛みについての過去記事は、ブログカテゴリ「肩痛」をご覧ください。

※医学的視点と均整法視点については、こちらもどうぞご参考に:快風身体均整院ホームページ内「病院でわかること、整体でわかること」


この肩や腰、膝の痛みに毎日のデスクワークがかなり響いているのではないかと薄々感じている方に 〜ある日の施術より〜_e0073240_16532470.jpg
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# by naotknet | 2025-06-07 07:32 | 肩痛 | Comments(0)

前回のブログで、背骨が整うときの様子について「例えていうなら、ところどころ固結びになっていた紐の結び目が、ほどかれていくようなイメージです」とお話ししました。

私が二十数年前に均整法を学ぼうと決めたのも、整えていただいた後に「固結びがほどけた」実感があったからです。

当時、レスリングを始め格闘技に打ち込んでいましたので、ブリッジ他のトレーニングにより、首を日々酷使していました。

痛いし重いし動きにくいし困っていたところ、あるきっかけで均整施術を受け、一気に固結びがほどけたのです。

そのときには、何をしていただいたか分かりませんでした。

首の付近を「ここ、痛いでしょ?」と押さえられ、「はい」と答えると、「こっちから来てるね」と今度は腰の付近に何かされ、「さっきのところどう?」「痛くないです」。その後立ち上がって首を動かすと、すっかり固結びがほどけていました。

このときに押さえられたのが「胸椎3番」と「腰椎3番」だったと、後に均整法を勉強してから分かりました。

前回、Kさんの胸椎3番から下に向かう連動で腰椎3番が整いましたが、

それとは逆に、腰椎3番から上に向かって胸椎3番が整ったわけですね。


2005年4月にスタートしたこちら快風院『均整日記』。今年で連載20年になりました。いつもお読みくださりありがとうございますっ。
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こうして自分でも効果を実感したことのある「胸椎3番←→腰椎3番」操法は、今でも毎日のように用いています。例えば、

1)先日、40代男性のお客様Mさん「いつもは肩をぐるっと回せば、肩甲骨の間の凝りというか、ひっかかりがスッととれるのですが、ここ最近とれなくて」と。胸椎3番の固結びでしたので、腰椎3番から上に向かって調整。固結びをほどかせていただきました。

2)季節の変わり目の蕁麻疹にお悩みの50代女性Nさん。胸椎3番の固結びは副交感神経(迷走神経)と交感神経のバランスをうまくとれなくしてしまいます。

均整法の資料には「(前略)胸椎3番は4番とともに迷走神経の機能を抑制する作用のある箇所とされている(『全脊椎の作用と性質』~黒川瀞雄著/たにぐち書店刊~ p.81)」と書かれています。

固結びになっていたNさんの胸椎3番も、Mさんと同じ操法でほどかせていただきました。

お手元に「2025年均整法カレンダー」をお持ちでしたら、胸椎3番を含めて全体を整える均整体操が今月に掲載されています。

5月は今日で終わりですが、来月以降も5月の均整体操をお役立てください。


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※首の不調についての過去記事は、ブログカテゴリ「寝違え」「首の痛み」をご覧ください。

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首(その2)や肩の不調のときに共通して整えるのもここ 〜ある日の施術より〜_e0073240_16532470.jpg
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# by naotknet | 2025-05-31 07:03 | 首の痛み | Comments(0)

40代女性のお客様Kさん。「最近、右膝が痛くて」とのこと。

立ち仕事が多く、朝のうちはよくても、時間が経つうちに、だんだんと痛んでくるそうです。

こんなときにも前回、前々回のブログで取り上げた「胸椎3番」が役立ちます。

膝からずいぶんと離れたところにある胸椎3番ですが、前回お話しした、椎骨が4つおきに連動する性質(下図は過去のブログに掲載した様々な連動例)により、

膝の調子に関わる腰椎3番とつながるからです。

胸椎3番や腰椎3番が捻れることで、全体の姿勢も捻れます。「捻れ姿勢」は、膝の関節に大きな負担をかけます。

転んで膝をぶつけたなど、膝を直接痛めたのでなく、いつの間にか痛くなってきたときには、その多くが、捻れ姿勢を膝で受け止め続けた結果によるものです。

うつ伏せで胸椎3番を整えているうちに、「先生、なんだか右の腰が痛くなってきました」とKさん。「そのうち消えていきますから、しばらく待っていてくださいね」と私。

施術が終わり、足踏みなどをしていただいて膝が楽になったKさん。「腰はどうですか?」と伺うと、「あ、腰も大丈夫です」と笑顔をいただきました。

胸椎3番から連動して4つずつ整っていくということは、例えていうなら、ところどころ固結びになっていた紐の結び目が、ほどかれていくようなイメージです。

Kさんが腰に痛みを感じたのは、結び目の1つ、腰椎3番が急にほどかれたことによる反動が落ち着くまでの途中経過でした。

直接グイグイ押したり捻ったりして腰が痛くなったのでなければ、椎骨の連動の反応なので、安心してくださいね。

2005年4月にスタートしたこちら快風院『均整日記』。今年で連載20年になりました。いつもお読みくださりありがとうございますっ。
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捻れ姿勢の調整やセルフケアは、他にも多くの場面で役立ちます。

例えば普段は大丈夫なのに、ランニング中にしばらくすると右の腰が辛くなってくる男性のMさんも、上記のKさんと同じタイプの捻れ姿勢でした。

ランニング他、運動中に疲れてくると、体は無意識に楽な姿勢を取ろうとします。それが左右の捻れや傾きとして姿勢に現れるのです。

Mさんにはランニング前に捻れ姿勢をリセットする、ワンポイント均整エクササイズをお伝えしました。

走り出す前にリセットしておけば、疲れてきても体が許容範囲を超えて捻れることを防ぐことができます。

ちなみに頭を使いすぎて疲れてくると、前後への傾きに現れます。


お手元に「2025年均整法カレンダー」をお持ちでしたら、前後左右の傾きや捻れ姿勢、それぞれのリセットにピッタリな均整体操が掲載されていますのでご活用ください。


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※膝の不調についての過去記事ブログカテゴリ「膝の痛み」ご覧ください。

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# by naotknet | 2025-05-24 06:58 | 膝の痛み | Comments(0)

40代女性のお客様Fさん。「背中を寝違えたようで、今朝起きたら痛いんです」とのこと。

背中の上の方、肩甲骨の間が痛むそうです。

こんなときにも前回のブログ、首痛の改善調整で取り上げた「胸椎3番」が役立ちます。

胸椎3番が歪むと首の痛みの原因になるだけでなく、肩甲骨間くらいの背中の痛みにつながることもあるからです。

春から夏へ季節の変わり目の今、自律神経バランスの状態が現れやすい椎骨でもある胸椎3番。

前回のEさんの3番は出っ張っていて(凸で)動きがありませんでしたが、今回Fさんは凹んでいる状態。

凸凹なく、ほどよく弾力があればよいのですが、凹み過ぎは副交感神経亢進の状態と観ることができます。

Eさんとは逆のかたちで、Fさんも自律神経の切り替わりがうまくいっていないご様子でした。

胸椎3番から4つずつ下に降りていくと、前回も登場したこの季節の調整ポイント「胸椎11番」があります。
背中の不調、鼻の不調のときに共通して整えるのもここ 〜ある日の施術より〜_e0073240_08121907.jpg
ビジブル・ボディ『ヒューマン・アナトミー・アトラス』
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椎骨が4つおきに連動する性質(下図は過去のブログに掲載した様々な連動例)を用いて11番を整えると、徐々に3番が浮き上がってきます


施術後には肩甲骨を寄せたり上げたり、笑顔のFさんでした。

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胸椎3番の調整は、他にも多くの場面で役立ちます。

例えば久しぶりにプールで水泳を始めたら、終わったあとの鼻水や鼻詰まりに困るようになった、40代女性のお客様Kさん。

プールの水の塩素に反応してしまう方は多いようですが、以前はなんともなかったとのことなので、胸椎3番を観させていただくと、Fさんと同じく凹んでいました。

鼻水、鼻詰まりも副交感神経の作用によりますので、整えさせていただきながらお話しを伺うと、出場予定の大会用にクロールの練習がメインで、息継ぎは左側のみとのこと。
泳ぎの各種目を満遍なく行っていた以前と違って、息継ぎ動作の左捻りが、一時的に胸椎3番に負担をかけてしまったようです。

クールダウンの際に試してみてくださいと、胸椎3番をリセットできるエクササイズをお伝えしました。

骨格、筋肉、内臓、神経、経絡と、あらゆる視点から体のバランスを整えることができる身体均整法。

気になる不調には医学的視点に加え、均整法視点もぜひ取り入れて、改善・予防に生かしてくださいね。


※お手元に「2025年均整法カレンダー」をお持ちでしたら、ちょうど今月(5月)に、胸椎3番を含めて全体を整えられる均整体操が掲載されています。




※背中の不調についての過去記事ブログカテゴリ「背中の痛み」を、鼻の不調はブログカテゴリ「鼻」をご覧ください。

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# by naotknet | 2025-05-17 07:58 | 背中の痛み | Comments(0)