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快風院『均整日記』 kaihuu.exblog.jp

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主に日々の施術の様子を書いていきますので、均整法を受けてみたい方、参考になさってくださいね。


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肩のラインの整え方 〜ある日の施術より〜


30代女性。両方の肩が上がって、巻き込んだようにすぼまるのが気になる。

施術の前後には鏡の前で、姿勢の変化を確認していただいています。

肩周り周辺については特に変化が目につきやすく、みなさん「肩のラインがそろった」「胸が開いた」「首が長くなった」「呼吸がしやすくなった」などの感想をお話しして下さいます。

背骨の自然なカーブ(生理的弯曲)がくずれると、姿勢に大きく影響します(下図参照)。
肩のラインの整え方 〜ある日の施術より〜_e0073240_8223850.gif

(骨格図by「アイリス・アイリスの作業現場」)



例えばカーブが強くなりすぎると猫背になり、今回の女性のように肩も前に巻き込みます。

逆にカーブがなさすぎても、様々な症状の原因となります。

頭痛や肩こりがひどくて整形外科を受診したときに「頚椎のレントゲンを撮ってもらったら‘ストレートネック’と言われました」など。

頚椎だけがまっすぐなのではなく、背骨全体的に自然なカーブがなくなっていることが多いのです。

自然なカーブの形状に合わせて神経や内臓が配列されていますから、生理的弯曲がくずれると、それらの調子にも影響します。

そこで施術では、部分的な歪みだけではなく、全体としての姿勢、生理的弯曲を整えることを、大きな目的のひとつに置いています。

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部分的に肩のすぼまる原因を眺めてみると、今回の女性もそうでしたが、股関節がとても硬く、開脚の苦手な方が多いです。

女性は特に、椅子に座るときなどの膝を閉じる習慣からか、日常生活全般としても内股ぎみに行動し、股関節前がすぼまりやすい様子。

股関節前のVゾーンには、骨盤の両側の角(上前腸骨棘)から恥骨に向けて、「鼠径靭帯(そけいじんたい)」と呼ばれる強い靭帯がピーンと張られています。

股関節前をすぼめて行動すればするほど、鼠径靭帯でできたVゾーンは縮められっぱなして硬くなり、開脚もしにくくなります。

Vゾーンの角度がきつくなると、つられて硬く、角度もきつくなりやすいのが、形が似ている肩(鎖骨)のVゾーン。

均整法では「同形相関」「上下相関」と考えます。

今回の女性の場合も、開脚がスムーズにできるよう、鼠径靭帯を調整し、生理的弯曲が整った結果、施術後に鏡に向かっていただいたとき、肩のラインの大きな変化に気づいていただけたのでした。


※均整法では回旋型、左右型、骨盤型など、姿勢や動きを12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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by naotknet | 2012-12-22 08:19 | 美容