原因はご自身でも分かっていたそうです。職場の席が喫煙室の近くにあり、その防煙の仕切り壁の作りが甘く、仕事中、副流煙が常に漂ってくるとのこと。週末など、職場に行かない日は咳は出ないとも。
観させていただくと、もともと細身でもあり、肺を包んでいる肋骨部が縮こまったようにガチガチに固まって動きが少なく、猫背気味で胸が開きません。
何度か施術をさせていただきました。主に肋骨縮小型(F8。フォーム8)調整。その都度、肋骨が動くようになった分だけ呼吸も楽になります。
ただ、次回の施術まで約1ヶ月、職場での仕事を中心とした生活により、再び肋骨部の硬さが戻ってきてしまいました。
ここで考えられる選択肢は2つ。施術のペースをもっと短くするか、思い切って職場を離れるかです。
例えば3日ごとなど、頻繁に施術を繰り返して体質改善を目指せば、副流煙にも強くなるかもしれません。
ただ、副流煙に強くなるための施術というのも、健康のことを考えた場合、あまりお勧めできるものではないでしょう。
今回の女性は、ちょうどタイミングよく契約更新の時期であったため、この職場を離れる決心をされ、それからは咳は出なくなりました。
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『各地の身体均整院』
『取材・広報』
50代女性。定期的に施術させていただいており、いつもは体を左に捻りやすいF6左回旋型(F6。フォーム6)なのですが、あるとき腰を痛め、右回旋型(F5。フォーム5)になっていました。
伺うと、保育園でパートを始められたとのこと。小さくても4、5kgはあるお子さん達を床から抱っこして持ち上げたりを何時間か繰り返す状況が、急に普段の生活に追加されたわけです。
運動経験のない人がスポーツジムに新しく入会したときを想像してみると分かりやすいですが、ウエイトトレーニングは正しいフォームを身に付け、ごく軽い重さ、少ない回数から体を慣らしていかないとケガをします。
パートで短時間であっても、ウエイトトレーニングに置き換えてみると、相当上級者向けの運動量、またフォームも自己流であったはず。体がなんとか持ちこたえようとした姿が、いつもとは逆捻れ姿勢につながったようです。
こちらの女性も本来であれば、仕事を見直すことがいちばんの理想かもしれません。
しかし、そんなことばかり言っていては、今回の二人の女性を初め、がんばって仕事を続けている多くの方に、理想だけを言いっぱなしで、突き放すだけの役割になってしまいます。
お医者さんとも相談していただきつつ、理想と現実がいちばんうまく折り合う点を探すのも、均整師の役目だと思っています。
保育園での仕事中、どのような姿勢と動きに気をつけたらよいかをご相談しながら、施術を続けさせていただいています。
※均整法では回旋型、肋骨型、骨盤型など、姿勢やかたち、動きを12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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