俗に‘腰骨(こしぼね)’と呼ばれる付近。銭湯で入浴後、コーヒー牛乳を飲むときに手を当てる、骨盤の角です。
押されるまでは、そんなところが気持ちいいなんて思いもしなかったとのこと。
腰痛でも、肩や背中の痛みや凝りでも、症状が軽いうちは、背骨に近いところに反応点(原因に結びつく点)や調整点(施術すべき点)があります。
均整法では、背骨ラインを中心として、脊柱起立筋の山を越えた辺りまでをおよそ4等分し、それぞれ背骨に近いラインから1側(いっそく)、2側(にそく)、3側、4側と呼んでいます。
軽いうちは1側や2側に、慢性になればなるほど、背骨から遠い4側に反応点、調整点が移り、最後には体の横のラインに。
経絡線では「胆経」 にあたります(下図参照)。
胆経は4側のさらに外側のため、場合によっては5側とも呼びます。
慢性的に肩が凝る、腰全体が重いなど、原因箇所がよく分からないときには、5側(胆経)ラインをよく調べてみると、解消への手がかりがつかめるのです。
今回の女性の場合、肩・首周りの凝りが慢性的になっており、上図の人の帯の辺り「居髎(きょりょう)」への施術が、肩・首周りへの直接施術よりも、胆経(5側)ラインに沿って、心身へ深く届いた様子でした。
※均整法では胆経を「左右型」、膀胱経を「前後型」など、経絡を12種体型に当てはめて考えます。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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※下の図は、2017年3月7日フェイスブック投稿用に追加掲載しました。