胃の凝りが非常に強く、それが左迷走神経(下図の青色ライン)を伝わって頸椎の左側に届き、そこから左首や肩の筋肉が凝っている様子。胃の凝りが解消されれば大丈夫そうです。
ただし、もう1ヶ所目立つところがありました。それは胸椎4番の歪み。
胸椎4番は心包経(下図参照)の反応が出やすい椎骨。心包経はストレスに反応しやすい経絡ラインです。心包経の通る前腕もパンパンでした。
胃の凝りが暴飲暴食によるものかストレス性かは、この胸椎4番や前腕の張り具合いで見分けることができます。
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快風院『均整日記』、おかげさまで今年の4月で10年目に入りました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。その学園Facebookページが立ち上がりました。どのようにして身体均整法を身につけていくのか、日々の授業の様子を知りたい方はこちらまで☆
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同じ左首の痛みでも、その背景は様々です。
ある30代男性は、夜中の午前1時~3時の間になると、左首から肩にかけての痛みでほぼ毎夜、目が覚めるとのこと。
この時間帯は、漢方では「肝」の時間とされ、肝臓の活動が盛んになります。
こちらの男性は、お体を観させていただいたところ、仕事上のストレスから、長年がんばりすぎた交感神経が疲弊しきっていました。上記の胸椎4番などは、歪みというよりは、力が抜けたようにフニャッとしています。
交感神経と副交感神経にはシーソーのような関係があり、消化器系の内臓である肝臓や胃腸にとっては、交感神経がブレーキ、副交感神経がアクセル。
睡眠中は副交感神経が働いてこれら内臓を動かし、明日に向けて体の準備をします。
こちらの男性の場合、交感神経ブレーキが効かずに、副交感神経アクセル全開で肝臓が暴走している状態。
ルートとしては女性の場合と同じく、左迷走神経を伝わった肝臓の暴走が、毎夜、同じ時間の左首痛につながっているようです。
交感神経が疲れ果てているわけですから、強い施術で元気づけようとしではいけません。余計に疲れてしまいます。
ストレスの原因と折り合いながら交感神経をできる限り休ませ、徐々に復活させる道を、一緒に探すことが大切です。
先述の女性は心包経の胸椎4番と胃の胸椎12番を同時に整えられる均整法12種体型「骨盤型」調整。
男性は、漢方で肝臓と表裏一体を成す小腸を、脳との同形相関ととらえた「頭脳型」調整。
胃と心包も表裏の関係です。症状が強く出ている表には触らずに、その裏から調整すると、体にやさしいのです。
話が細かくなってしまいましたが、均整法ではシンプルに、「男性は頭から、女性は骨盤から整えるとよい」とも言われています。
このようにすべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さいね。
◆◆◆9月22日開催「モデル施術」担当のお知らせ◆◆◆◆
「均整法研修センター」研修の一環として、お客様をお招きし、モデル施術を担当しています。◯料金はセンター規定の3000円。2~3名の研修員がベッドの周りで見学しますが、それが気にならない方であれば、私の院に来院されるよりもお得です。
◯毎月第4月曜日、午前10時30分~午後4時30分(施術終了)。
9月は22日開催です。
◯私の施術を初めて受ける方を対象とします。
◯2回目以降もセンターでの施術をご希望の場合は、私の指導のもと、研修員が施術を担当します。
現在、均整法学園に通っている学生さん達や、卒業生のみなさんも歓迎します☆
(一人が施術を受け、他の方が見学もOK)
詳しくはセンターではなく、私(快風身体均整院)まで直接、メールかお電話(03-6904-3020)下さいね。
※12種体型についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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