施術の最初に足首付近を整えさせていただいていると、「そこ押されると痛いですねー、なんですか?」と、60代女性のお客様Lさん。
前回のブログで、足首付近には大切なツボが集まっていますとお話ししました。
今回のLさんにとって大切だったツボは「築賓(ちくひん)」。
築賓は、足の内側を走る経絡「腎経」ライン上にあり、骨盤が内側に閉じすぎているときに整えると、腎経ラインを通じて骨盤を外側にフワッと開くことができます。
ツボや経絡は漢方や東洋医学的に様々な作用がありますが、このようにライン上の体の歪みを整えるためにも力を発揮するのです。
快風院『均整日記』、おかげさまで15年目となりました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。日々の授業の様子など、下記リンク先をご覧下さい☆
風邪が治りかけなのに、咳だけ残るともおっしゃっていたLさん。
風邪をひきやすい、ひいたあと治りにくいときには、肋骨のバランスが乱れています。
再び上図を見ていただくと、腎経ラインは肋骨も通って喉まで届いていますので、風邪ひきのときの、体バランス調整にもよいのです。
ちなみに築賓のツボとしての作用には「解毒」があります。
体にとって不要なものの排出を高めます。
最近忙しすぎて疲れも抜けないとのことでしたので、体内の不要物の排出促進も含めて、押すと反応のあった築賓は、この日のLさんにとって、さらにぴったりでした。
築賓1ヶ所が「骨盤調整」「風邪(肋骨)調整」「疲労回復調整」と、3つの働きしてくれました。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひ、毎日の生活の中に取り入れてみて下さいね。
※均整法では「前後型(頭脳型)」「左右型(消化器型)」「回旋型(ねじれ型・泌尿器型)」「肋骨型」「骨盤型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。
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