「あんまりなったことがないのですが、近頃便秘ぎみで」と、40代女性のお客様Mさん。
いつもは便秘にならないのになってしまう状況といえば、たとえば旅先で過ごす数日。心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは自律神経バランスが大きく影響しています。
交感神経が働きすぎると、胃腸にはブレーキがかかります。
旅行は楽しい反面、普段とは違う緊張感により交感神経ががんばり、便秘につながってしまうのです。
Mさんの場合は、お子さんの学校行事でした。
秋の時期には様々な学校のイベントがあり、土日にその準備や打ち合わせに出かけることが多かったそうです。
いつもなら平日の仕事疲れを癒せる土日のはずが、心身ともに緊張する状況になり、胃腸にブレーキがかかってしまったご様子。
交感神経の反応が出やすい胸椎5番を整えていると、「そこも最近、なぜか凝っていました」とMさん。
胸椎5番を通じて全体の交感神経をリセットしたあとは、腸の動きをよくするために、腰椎もしっかり整えさせていただきました。
快風院『均整日記』、おかげさまで15年目となりました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。日々の授業の様子など、下記リンク先をご覧下さい☆
今日と明日は「身体均整法学園」土日コース担当授業です。
科目は「救急均整操縦法」。便秘の操法もあるのです。いちばん下の写真。腰椎2番の調整、自分でもできるのですよ。
別の女性のお客様のお話ですが、車での通勤をやめたら便秘がすっかり解消したとおっしゃっていました。
自宅から駅、駅から会社と、よく歩くようになったからです。
歩くことは股関節や骨盤、大腰筋などを通じて、腸を活性化します。
また冒頭の胸椎5番は、肩甲骨の間にあります。さらに、4つ上にある胸椎1番は便秘解消のポイントとされています。
普段から肩甲骨も含めてのびのび歩ければ、胸椎5番も1番も固まらせずにすみます。
腸を始め、内臓によい歩き方のさらに細かな点については、よろしければ拙著『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング』をご参照下さいね。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひ、毎日の生活の中に取り入れてみて下さい。
※均整法では「前後型(頭脳型)」「左右型(消化器型)」「回旋型(ねじれ型・泌尿器型)」「肋骨型」「骨盤型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。
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