「右の腰が痛くて」と30代女性のお客様Yさん。
妊娠中から痛くて、生まれたら治るかなと思っていたそうですが、産後何ヶ月か経ち、痛みは薄らいだものの、まだ違和感とともに続いているとのこと。
「歩いていたりすると、いちばん感じます」とも。
痛むところを指さしていただくと、骨盤にある仙腸関節の付近でした。
固まっているのをやわらかくすることはできても、やわらかいのはどうすればいいのでしょうか?
このようなとき、均整法では他の部分との連動を用います。
骨盤は肩甲骨との連動が強いのです。
バンザイをしていただくと、右の肩甲骨の動きが硬くて、左よりも上げにくそうです。
仙腸関節自体も左右で比べてみると、左は少し硬すぎるといえます。
右の肩甲骨と左の骨盤(寛骨)の動きが、上下でクロスするように硬くなっていたのです。
そこでまずは右の肩甲骨から調整。
連動して左の骨盤側にある仙腸関節がやわらかくなるにつれ、右の仙腸関節には、ほどよい硬さが現れてきました。
待合室を歩いていただくと「あれ? 楽。不思議」と笑顔を見せて下さいました。
快風院『均整日記』、おかげさまで15年目となりました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。日々の授業の様子など、下記リンク先をご覧下さい☆
頭の疲れにより、肩がすぼまり、肩甲骨は上に上がりっぱなしになります。
肩甲骨が上がりっぱなしで凝って固まると、骨盤も連動して固まり始め、腰痛の原因となります。
子育て中は、抱っこ疲れはもちろん、睡眠不足が続いて頭もぼーっとし、肩甲骨の上がりっぱなしになる状況がそろっています。
同じく先週ご紹介した「肩甲骨を下げてバンザイ」エクササイズを毎日続けるとよいですよと、お伝えさせていただきました。
バンザイエクササイズは、ブログでは説明しきれない細かな部分もありますので、よかったら一度、均整施術を受けにいらして下さいね。詳しくご説明致します。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひ、毎日の生活の中に取り入れてみて下さい。
かわいいフリー素材集 いらすとや
※均整法では「前後型(頭脳型)」「左右型(消化器型)」「回旋型(ねじれ型・泌尿器型)」「肋骨型」「骨盤型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。
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