「普段はなんともないのですが、歩きすぎると右の股関節が痛くなります」と、50代女性のお客様Dさん。
鏡の前に立っていただくと、右のつま先が少し前に出ています。
病院の受診で股関節やその周辺に異常がないのであれば、このような姿勢のちょっとしたくせが、改善への大きな手がかりになります。
普段のお仕事の様子を伺うと、窓口業務のため、パソコン操作とお客様対応を交互に行わなければならず、下図のように体をねじった姿勢をとる時間が長いとのことでした。
いつも当ブログでお話しするような、各部に現れているねじれを整えていくと、
連動して全体の姿勢のねじれが整います。
施術が終わった後に、再び鏡の前に立っていただくと、左右のつま先もそろっていました。「帰り道が楽しみです」とDさん。
快風院『均整日記』、おかげさまで15年目となりました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。日々の授業の様子など、下記リンク先をご覧下さい☆
ひとつは正座をしたときに膝、
またはつま先が左右でそろわない人も、Dさんと同じく骨盤でねじれが強まっています。
膝関節に変形などはなくて、正座はなんとかできるけれど痛かったりしにくかったりする人の場合にも、このような左右差が見られることがあります。
骨盤をしっかり整えて膝やつま先がそろってくると、正座も楽にできるようになります。
ふたつ目は立った姿勢で、どちらかの手先が前に出る人。
骨盤よりも肩や肋骨など、上半身のねじれが強いタイプに多いです。
特に出ている手の側の巻き肩が強まり、腕を上げにくかったり、すでに五十肩のように痛めていることも。
骨盤でねじれているタイプの人は肩から、肩でねじれている人は骨盤からと、遠いところから整えていくと、体にやさしい施術になります。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひ、毎日の生活の中に取り入れてみて下さいね。
※均整法では「前後型(頭脳型)」「左右型(消化器型)」「回旋型(ねじれ型・泌尿器型)」「肋骨型」「骨盤型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。
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