「何に反応するのか分からないのですが、最近ときどき蕁麻疹が出るんです」と、7月末にいらした40代女性のお客様Nさん。
あれとあれかも、と思う食品はあるもののはっきりせず、もしもそうだとしたら、両方とも大好きなだけに悲しいとおっしゃっていました。
今年の立秋は8月7日でした。その前の時期に出始めたことになるため、季節の変わり目の自律神経の切り替えがうまくいっていないことが予想されました。
蕁麻疹など、アレルギーに関わる不調の様子が現れやすい椎骨は胸椎4番。
Nさんの胸椎4番もコチコチでしたので、全体の施術の流れの中でゆるむように整えさせていただきました。
病院の受診も視野に入れながら、立秋後の10日くらい様子をみて下さいとお伝えし、1ヶ月後にいらしたときには、もう出なくなっていました。
「あれとあれ、食べられなくならずに済んでよかったです」と笑顔のご報告をいただきました。
快風院『均整日記』、おかげさまで2020年4月で16年目となりました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。日々の授業の様子など、下記リンク先をご覧下さい☆
胸椎4番は、アレルギーの他、ストレスがかかっているときにも固まりやすい椎骨です。
この春から夏にかけては、どなたにもそれぞれ、いつもと違ったストレスのかかり方があり、その様子が胸椎4番他、体の各部に現れています。
このストレスの負担の上乗せが、今年のNさんの、夏から秋への自律神経の切り替えに影響したようです。
急にこれまでとは違った不調が現れたとき、病院での受診でもはっきりしないことがあれば、現れた時期が立秋や立冬など、季節の変わり目に当たらないかを調べてみて下さい。
また、毎年、同じ時期に同じ不調が現れるとしたら、その不調自体がかなり深まっていると考えられます。
初めての不調が、また来年の同じ時期に現れないよう、次の立秋までの1年間、体メンテナンスに心がけましょうと、自宅でできるエクササイズなど、具体的な方法とともに、Nさんにお伝えさせていただきました。
医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひ、毎日の生活の中に取り入れてみて下さいね。