【お知らせコーナー】
1)「身体均整法学園」平成31年度受講生募集説明会を毎月1回開催しています。詳細は「身体均整法学園」説明会ページをご覧下さい。私も担当の一人として毎回会場におりますので、学園のこと均整のこと、何でも聞いて下さいね。
2)9月24日開催:均整センター「施術モデル」募集
3)自律神経バランスを整える手軽なストレッチの本『がんばらないストレッチ』、8月29日に発売しました。
『がんばらないストレッチ』
(田川直樹著・主婦の友インフォス刊)

4)電子書籍版も発売中です。『夕刊フジ(産経新聞社発行)』公式サイト「zakzak」でも紹介されました。
『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング
脳から肝臓・胃腸・子宮まで若返る!』

5)気になる不調解消ポイントに輪ゴムを巻いて歩くことも、ぜひお試し下さいね。
手首を曲げたり反らせたりするときには、手のひらの中にある細かな骨と骨の間が、なめらかにすべることが必要です。
今回の男性の場合、細かな骨(手根骨)の中でも、「有頭骨(ゆうとうこつ)」の‘頭’の部分の動きが、月状骨や舟状骨との間で引っかかったように硬くなっていました。

動きの硬さが軽いうちは、有頭骨だけ整えれば、手首全体の動きもなめらかになります。
ただ今回、手首よりも実は、肘が硬くなっていることが原因していました。
前腕の2本の骨、尺骨と橈骨の間がつまり、結果的に有頭骨その他の手根骨をはさみこんだようにしめつけていたのです。

この場合には肘に注目しないと、有頭骨の動きを取り戻すことはできません。
では肘の動きはなぜ硬くなるのか?
以前ご紹介した「水平相関」により、肝臓疲労や膵臓疲労の影響を受けていることがとても多いです(2014年12月6日の記事をご参照下さい)。

もちろん、毎日長時間のパソコン業務や、子育て中の抱っこ疲れなどにより、肘を一定の角度で固めたまま使い続ける動作が原因することも。
「内臓疲労」と「日常の姿勢や動作からの疲労」とを、合わせて考えていく必要があります。
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快風院『均整日記』、おかげさまで11年目です(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。その学園Facebookページが昨年立ち上がりました。どのようにして身体均整法を身につけていくのか、日々の授業の様子を知りたい方はこちらまで☆
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また、もうひとつよく見られる状況として、頭の疲れ(脳疲労)から有頭骨の動きが硬くなっている場合が挙げられます。
手の中指から胸の中央を、経絡ラインでは「心包経」が走っています。
ストレスを抱えて頭が疲れていると、呼吸が浅くなり肩をすぼませ、胸をいつもつめた猫背姿勢をとり続けてしまいます。
胸の中央を走る心包経ラインもつめてしまうことにもなり、頭の疲れの反応として有頭骨その他、心包経ライン上の動きの硬さが現れやすいのです。

‘頭’の疲れが有‘頭’骨と関係するのも興味深いですね。均整法では「同形相関」と呼びます。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さい。
※均整法では、脳疲労なら「頭脳型」、胃腸や肝臓疲労なら「消化器型」など、歪みを12種類に分けて考え、整えます。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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施術ベッドの端に座ってお顔を左右に向けていただくと、左にはグルンと真横まで向くことができますが、右には斜め45度くらいまでしか向けません。
このように、手指のしびれやすい人は、顔を左右に向けたり倒したりしたときの動きに、大きな差のあることが多いです。
首の動きに左右差があれば、大抵は頸椎にも歪みがあります。今回の女性の場合、人差し指への神経が伸びる出発点(3月8日の記事「手指のしびれ、原因は骨盤から?」をご参照下さい)付近に位置する、頸椎6番が左に大きく捻れており、そこでひっかかって右に向けない様子。

整形外科では下頸椎の間がせまいとレントゲンにより診断されたとのこと。
施術では頸椎の手触り感だけは確かめさせていただき、あとは基本的には触りません。
脊柱には、頸椎が左に捻れていれば、どこか別の箇所で、逆に右に捻ってバランスをとっているところがあります。そこを解除すれば、連動して頸椎の動きも整うからです。
今回の女性の場合、胸椎7番が右に大きく捻れていました。施術の最初に、座ったまま5分ほど時間をかけて静かに調整すると、右にも真横まで向けるようになりました。
これだけの施術でも、回を何度か重ねるうちに、右への動きは安定してくるでしょう。
頸椎6番や胸椎7番の歪みが内臓からなのか、悪い姿勢のくせからなのかを見極めて調整しておくとさらによしです。
見極め方には様々ありますが、例えば手足の関節を指標とする方法。
左右の手首、肘、肩、足首、膝、股関節、合計6つの関節を、包むように触らせていただきます。関節の硬さ(締まり具合)を感じるのです。
硬さが左足首、右膝、左股関節、などジグザグの場合は悪い姿勢のくせから、右足首、右膝、右股関節、など同じ側のときには内臓疲労からの歪みである可能性が高いです。
悪い姿勢からの歪みであれば、胸椎7番から筋肉や骨格へ響くように、内臓疲労からであれば、同じ胸椎7番からでも、膵臓や肝臓など、その方のいちばん疲れた内臓に向けて、施術の刺激を伝えます。
今回の女性の場合、6つの関節がすべて右に硬さを感じられましたので、胸椎7番を通じた内臓調整により、首の動きを整える流れになりました。
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このようなお悩みを初め、すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
もちろん病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さいね。
※均整法では悪い姿勢や内臓疲労からの歪みを「回旋型(泌尿器型)」「左右型(消化器型)」「前後型(頭脳型)」「筋肉型(循環器型)」など12種類に分けて調整します。12種体型についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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このような場合、整形外科の受診では、下部頸椎の異常を指摘されることが多いのではないでしょうか。手指への神経は、下部頸椎から脇の下を通って指先まで伸びているからです。

頸椎5番と6番の間から伸びる神経(C6神経)が主となり、下図のグレー部分の感覚や親指・人差し指の動きを担当しています。
以下、同様にC7神経が主に黄色部分の感覚と中指の動き担当、C8神経が主に水色部分と薬指・小指担当です。

よって、C6神経〜C8神経の出発点である下部頸椎をしっかり整えることは、もちろん手指調整の大事なポイントにひとつ。
下部頸椎の直接の治療、また、その他に重大な疾患が隠れていないかの検査については病院にお任せし、均整法では頸椎以外の脊柱全体を調整した結果、連動して頸椎も整うように施術を進めます。
その際、「12種体型」と呼ばれる考え方を用いて、下部頸椎の歪みの状態から「回旋型」「開閉型」「前後型」など、全体としてどの姿勢タイプなのかを分類し、タイプに応じた脊柱全体調整を選択するのです。
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冒頭「左手小指のしびれ感」に悩む40代女性がまさにそうでした。どちらの肩も前に巻き込んだ猫背姿勢なのですが、特に左肩の巻き込みが目立ちます。
例えて言うなら、電話の受話器を首と肩で挟むような姿勢で、先述の神経やその付近の動脈、静脈を圧迫し続けているかたちです。
肩が巻き込んでいる場合、どちらかの骨盤(腸骨)も前に巻き込んでいる(閉じすぎている)ことが多く、この女性の場合は、強く巻き込んだ肩と同じ側の骨盤ががっちりと閉じていました。
こうなると、肩だけを開こうとしても、貝が閉じたようにびくともしません。
やはり、12種体型の物差しに当てはめ、まずは骨盤をよい意味で開き、左右同じかたちにそろえると、肩も連動し、徐々に開いてくるのです。
骨盤は開いているから悪いとばかりは言えません。その方の最適な状態であることが大切なのです。
※均整法では歪みを「回旋型」「開閉型」「前後型」など12種類に分けて調整します。12種体型についてはこちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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少し復習しますと、
◯歪みは背骨や骨盤だけではなく、手足の骨(関節)にもある。
◯手足の関節をスムーズに動かすための神経は背骨の間から伸びているため、手首を整える前に背骨の歪みを整えることが大切。
◯手首と連動しやすい背骨(椎骨)は頸椎7番。
◯その7番を含んだ背骨全体の歪みを整えると、手首の歪みも整う。
これは手首を動かしている神経を通して、手首と頸椎7番を、整えるべき一本のラインで結んだ例です(詳細は8月10日分記事を参照して下さい)。
経絡のラインで結ぶと、施術がピッタリ決まる場合もあります。
例えば手首の親指側が不調なとき、そこを通る肺経ライン(下図参照)で胸椎3番と手首を結びます。

胸椎3番は肺兪(はいゆ)というツボ(経穴)に近いため、その胸椎3番を含んだ背骨全体の歪みを整えても、肺経ラインを通して、手首の歪みが整います。
関節の「かたち」で結ぶとピッタリな場合も。
手首の関節を包むように触らせていただいたときに、丸っこいかたち、ゴツゴツしたかたち、捻れたようなかたち。人によって様々に感じられます。
均整法では手首のみならず、全身の体型も、丸っこい「消化器型」、ゴツゴツした「呼吸器型」、捻れた「回旋型」など、12通りに分けて考えます。
消化器型であれば「頸椎1番、胸椎2番、10番、仙椎1番」。呼吸器型であれば「胸椎1番、9番、腰椎5番」など、各体型の中心となる椎骨も決まっているため、それらを整えると、体型と手首との、同じかたち同士が連動して、手首も整います。
均整師は施術中、毎回同じ手順の繰り返しではなく、神経、経絡、かたち、体型など、その人の不調箇所と全体が、どのラインで結ばれているか、どのライン調整が今回はいちばんピッタリなのか、常に設計しながら施術を進めているのです。
「えーっ? どういうこと??」の世界かもしれませんが、それはひとまず脇に置き、ご自身の体の変化を、ぜひ感じてみて下さいね。
※上記以外にも「骨盤型」「頭脳型」「筋肉型」など、体型を12種類に分けて考え、全身のバランスを調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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「歪み」の視点から、調子のよい左手首とのかたちを比べさせていただくと、わずかに右のほうが太く感じられます。
歪みというと、まず背骨が思い浮かびますが、このように手足の関節にも歪みは起こります。
「関節が開いている」などと表現され、歯車が噛み合っていないイメージです。
手首を反らす(背屈する)ときには、主に手のひらの中の細かな骨(有頭骨や月状骨、舟状骨など。下図参照)、捻るときには橈骨と尺骨(下図では白色の骨)で構成される関節に歪みの起こることが多いです。

歯車が噛み合っていないまま、無理に動かし続けては、余計に痛めてしまいます。
例えばこのような書籍をテキストに、手首を始め、肘や肩関節の歯車がどこで引っかかっているか、歪みの検査法を学ぶことができます。
歯車をスムーズに動かすための神経は、背骨の間から伸びてきていますから、手首を整える前には、やはり背骨の歪みを整えることも大切。
こちらは脊柱の歪み検査のテキスト例。
『脊柱モーション・パルペーション(三冊ともに科学新聞社刊)』
背骨から手足に伸びる神経の配列は決まっていることから、「手首」と頸椎7番、「膝」と腰椎3番など、手足の各関節と対応しやすい背骨(椎骨)を、公式のように設定することができます。
今回は手首ですので頸椎7番。これで手首から頸椎7番まで、歪みのラインが結ばれました。
手首の不調であっても、均整法では全身の歪みの一部と見ます。
頸椎7番の歪みが、さらにどこにつながっているかをたどっていくと、骨盤のかたちを左右する、腰椎4番付近でした(下図の白色椎骨の上側)。

実際、腰椎4番の歪みから、右腰の筋肉が右骨盤(腸骨)を引っ張って、開いていました。
右腸骨と腰の筋肉の境目を押させていただくと、ご自身では気がつかなかった強い凝りを感じられた様子。
「ここから手首まで凝り(歪み)のラインで結ばれていますよ」とお伝えすると、「えっ?!」と驚かれていました。
30代のある女性も、同じく右手首の不調で、頸椎7番から腰椎4番までは同じ流れでしたが、さらにその先をたどると、右足首の強い歪みに、骨盤を含め、全身が引き込まれていました。
今回の男性は12種体型のうち「骨盤型」を、女性は「左右型」を用いて、背骨から骨盤、足首と、全身を整えるにつれ、右の手首のかたちが、左と同じになるように調整させていただきました。
※均整法では「骨盤型」「左右型」など、姿勢と動きを12種類に分けて考え、全身のバランスを調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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お子さんの運動会のお手伝いで、重い物を持ち上げたことがきっかけだったそうです。
ギターのコードを押さえるポーズでも痛み、趣味のギターを弾けない状態がしばらく続いているとのこと。
手首を反らしたり、曲げたり、捻ったり。それぞれの動作により、主に使われる関節が違います。
反らす(‘背屈’といいます。手の甲側に反らせる動き)ときには、手のひらの中の細かな骨でできた関節が、曲げる(底屈。手のひら側に曲げる動き)ときには、その細かな骨と撓骨との間の関節が主に働きます(下図参照)。

捻るときはというと、撓骨(図では白色)と尺骨(図ではピンク色)が手首側で接している部分の関節(遠位撓尺関節〜えんいとうしゃくかんせつ〜)が中心となります。
痛めた直後で腫れたりしているときには受診も大切。その後、何ヶ月も経つのに調子が悪い場合は、これらの関節が微妙にずれたままになっている可能性もあるのです。
今回の男性も、右と左で比べてみると、左の撓尺関節がわずかに詰まり、動きが悪くなっていました。
直接なんとかしようとしても、硬すぎて無理そうです。そんなときには肘に注目。
撓骨と尺骨は、手首側と肘側、両方で接していますので、肘側の動きが悪くなれば手首側も悪くなったり、また、その逆もよくあります。
肘を観させていただくと、やはりこちらも動きが硬いのですが、手首よりも整えやすそうな硬さ。
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次に、肘と連動しそうなところは、と視点を広げながら、施術の中では全身のつながりに沿って探っていきます。
肘はかたちや動きが似ている膝や、立った姿勢で肘とほぼ水平の高さで隣り合わせる胃や肝臓と連動しやすい性質を持っています(2013年1月12日の記事内「水平相関」をご参照下さい)。
今回の場合は、荷物を持ち上げたときに痛めたこともあり、肘を動かす神経の出発点である下頚椎と直接連動していました。
主に頚椎6番の歪みが、不調を長期化させていたようです。
頚椎6番(C6)を含む均整法12種体型「回旋型」調整により、その場でギターを弾くポーズを見せていただくことができました。
※均整法では回旋型、側屈型、前屈型、後屈型など、その方のどこに歪みが生じやすいかを12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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左右の手首を触り比べてみると、左が硬く、動きがありません。手のひらの中にある細かな骨も、全体的にキュッと締まったように固まっています。
均整では、不調のある部位をうかがった瞬間に、頭に思い浮かべる観察ポイントがいくつもあります。
手首であれば、頚椎7番や足首、肘、子宮・卵巣など。
観察ポイントとは、不調箇所と連動する部位であり、多くは施術をすべきポイントでもあります。
手首と子宮・卵巣の連動は、均整法独特の考え方により、「水平相関」と呼ばれます。
「子宮・卵巣が収まっている骨盤」と「手首」、「胃や肝臓、十二指腸」と「肘」など、同じ高さで水平に結ばれる部位同士が連動し合うという性質があるためです(下図参照)。

手首が原因も分からず急に痛くなってきた場合、その女性にもともとあって、経過観察中の子宮筋腫などに連動していることも多いです。
そのため、手首を手首だけの問題ととらえて手首をなんとかしようとすると、逆に手首から子宮・卵巣へと、不要な刺激を送ってしまう恐れもあります。
子宮筋腫は今回の女性はないとのことでした。下腹を含め、骨盤のバランスもよい感じです。
ただ、おへその左ななめ上、十二指腸が小腸に移る部分付近に強いコリがありました(下図参照)。

均整法12種体型「消化器型」調整により、十二指腸がゆるむと同時に左手首の硬さもゆるみました。
流れとしては、十二指腸と左肘がまず水平相関で連動し、肘と隣り合わせの関節である手首に影響が及んだようです。
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肘と手首、膝と股関節など、隣り合わせの関節同士も連動します。
例えばバネ指(弾発指)。バネ指になってしまった関節だけに注目していると埒が明きませんが、そこからたどって、手のひらの中にある、隣の関節をきちんと整えるとよいのです。
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長年、首こり、肩こりと右人差し指のシビレ感に悩み続け、とうとう曲げると痛みが出るようになり、整形外科を受診したところ「ストレートネック」との診断を受けたそうです。
立った状態で全体の姿勢を観させていただいたところ、下半身(骨盤)は右に、上半身は左にと、上下が逆に捻れる姿勢になっていました。
こうなると、もう一ヶ所捻れるところが出てきます。
真似をしてみるとよく分かるのですが、下半身を右に、上半身を左に捻った状態でまっすぐ前を向くと、首は結果的に右に捻れることになります。
首を右に捻ったままでいると、右の腕や指へ伸びる神経の出発点、下頚椎の右側を常にせばめてしまいます。
このまま長い年月が経つと、首こり、肩こりから始まり、指のシビレ感、痛みへと進んでいくのです。
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ストレートネックは、あくまでも頚椎だけ、一部分を見た場合の状態。
多くの場合、背骨全体の自然なカーブ「生理的弯曲(下図参照)」がくずれています。

背骨全体が整い、生理的弯曲が復活すると、頚椎も同時に整っていきます。
今回の女性の場合でしたら、均整法12種体型「左回旋型(F6。フォーム6)」調整。
まず上半身と下半身の逆捻れを整えた結果、首を右に捻っている必要のないように持っていくことが最優先なのです。
※均整法では左回旋型(F6)と右回旋型(F5)の他、右屈型(F4)と左屈型(F3)、後屈型(F2)と前屈型(F1)など、正反対の動きやかたちを12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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その中で、肘を回したときに、関節の中でシャリシャリッと音がするほど、肘関節の動きの固まっている方が増えてきました。20代女性、30代女性、70代男性他。
テニスなどで傷めたわけではなく、また、症状も特になくても、回してみると肘関節の噛み合わせがあっていないような肘の歪みは、消化器系の疲れを現している場合があります。
下図をご覧下さい。左右の肘を水平ラインで結ぶと、そのライン上に胃をはじめとした消化器系の内臓が位置します。

このライン上の関節と内臓は、お互いに関係し合うと均整法では考えます。水平相関といいます。
同様に、両肩を結んだラインには呼吸器系、両手首ラインには、女性であれば婦人科系が位置するため、腕の各関節の状態により、どの内臓が疲れているかを観ていくことができるのです。
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先の30代女性とこのようなお話しをしながら伺うと、ここ最近暑くて、冷たいビールなど、お腹を冷やすような飲み物が増えたし、今月最初には寝違えも起こしたとのこと。
寝違えと内臓の関係については、過去記事「寝違えの原因を内臓疲れから観ると」をご覧下さい。
均整法では今回のような観察法をいくつも組み合わせ、その方の歪みを「呼吸器型」「消化器型」「生殖器型」など、12種類に分類し調整を進めていきます。
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