母乳マッサージは病院などにお任せするとして、施術では、たとえば出にくい側の大胸筋や、その下にある小胸筋を整えていきます。

長時間の抱っこなどにより使いすぎた側の、これらの筋肉の凝りによって、出にくくなっていることが多いのです。
これは乳房周辺の部分的な状況から観た場合。
全体的に観た場合には、出にくい側の骨盤が出産後、開いたままになっていることも。
骨盤の後ろ、仙骨の下の方「仙椎4番」には、乳腺機能を左右する点があります。

骨盤が開いたままだと、この点がうまく働けないのです。
仙椎4番がうまく整うと、骨盤はヒップアップしたかたちになります。
出産後に、前よりお尻が下がった気がする方。加えて母乳の出にくい方は、ぜひ仙椎4番を中心とした骨盤調整を受けてみて下さいね。
また、骨盤の奥にある大腰筋と、冒頭で出てきた小胸筋は連動しやすいです。

抱っこ疲れからの小胸筋の凝りが大腰筋に伝わって骨盤下がりに影響し、歪んだ仙椎4番からまた胸に跳ね返るという、歪みのいったりきたりが始まることも。
『身体均整法学園 Facebookページ』
快風院『均整日記』、おかげさまで今月から12年目に入ります(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。その学園Facebookページが昨年立ち上がりました。どのようにして身体均整法を身につけていくのか、日々の授業の様子を知りたい方はこちらまで☆
『身体均整法学園』東京校・大阪校・札幌校
『各地の身体均整院』
『取材・広報』
私は男性均整師ですから、女性のお客様の胸周辺への直接施術は憚(はばか)られます。
そんなときでも均整法は、連動を使って(均整法では「相関」と呼びます)大腰筋から遠隔で小胸筋を整えることができるのです。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さいね。
※均整法では「頭脳型」「消化器型」「泌尿器型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪み(外界からの歪み)か、内臓疲労から来た歪み(内界からの歪み)かを分けて調整します。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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【お知らせコーナー】
※4月25日(月)開催:均整法研修センター「施術モデル」募集※輪ゴムを使った均整法の本、好評発売中です。「鼻水は止まりました! 目も何とかなりますか?」とのお声をいただきました。この時期、鼻も目もお辛い方は、103ページの輪ゴムの巻き方がお薦め。目は肝臓と深いつながりがあるのです。また花粉症歴の長い人は、応用として38ページの2本連結した巻き方で2、3日、巻きっぱなしをお薦めします。
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