例えば腰痛であれば、腰から遠い肩や首、腕から整えていって、最終的に腰に触らなくても、腰椎や骨盤が上半身の各部位と連動して整ってしまう流れが理想です。
もちろん最初に、腰椎や骨盤のかたちや動きだけは調べておきます。
遠いところから整えていくうちに、様々なことが分かります。
30代女性。腰痛調整のため、左の前腕を整えていると、「先生、触られて分かりましたが、相当痛いですね。右は全然だったのに」と。
別の日に、40代の女性も同じことをおっしゃっていました。
前腕の手のひら側は、ストレスの反応が現れやすい「心包経(しんぽうけい)」という経絡ラインが通っています(下図参照)。
その心包経に沿って筋肉がパンパンに張っていました。心臓に近いことから、左前腕が右よりも張りやすいとされています。

結果的には心包経ラインの前腕調整にもなりましたが、最初からそれを狙っていたわけではありませんでした。
前腕に2本ある骨「尺骨」「橈骨」の間がつまり、動きが悪くなっていた手首を整えたかったのです。

手首の動きが悪くなると骨盤の開閉がうまくいかず、腰痛にもつながります。
その流れの中で心包経の張りを見つけ、最近のお仕事などの状況などを伺うと、相当忙しかったご様子。
そこでストレス調整を視野に入れ、「心包兪(しんぽうゆ)は胸椎4番だし、胸椎4番は骨盤型の椎骨でもあるから、その方向へ調整を進めていこう」と。
施術の流れは、こうして組み立てられていくのです。
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※均整法では骨盤型、肋骨型、頭脳型など、姿勢を12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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歪みはずっと同じ状態にあるわけではなく、体のどこかを痛めていたり不調があったりしたときには、いつもより大きく歪みます。
調子のいいときにも歪みは多少はあります。その場合「歪み」というよりも、その人固有の「体型」と呼んだほうがよいでしょう。
無意識に長年積み上げてきた、その人がいちばん日常生活を送りやすい姿勢や動きができる体型があるのです。
均整法ではその体型を12種類に分けて、その人に最適なバランス調整の手がかりにしています。
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初回だけではなく、その後もご来院ごとに、前回から見ての変化、それに応じて組立てた施術内容を記録し続けています(画像左側)。
施術をお受けになった方は分かると思いますが、いつも同じ手順ではない理由がここにあります。
ギックリ腰と寝違えでは、同じ人でも歪みは異なりますし、また季節ごと、ご来院の時間ごとでも、歪みは刻一刻と変化していきます。
視点を変えれば、体は歪むことによって、そのときどきの環境に対応しています。これができないときに不調は深まってゆくのです。
自由に歪んだり、自然にもとに戻ったりできるようにすることが、均整法の一番の役目と言ってもよいかもしれません。
※12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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2回目のご来院の際、うつ伏せの施術後に「背中(の施術)、気持ちいいですね〜っ」とのご感想をいただきました。
均整の施術では、背中の施術を上から下までまんべんなく行うことはありません。
今回の男性の場合、主に肝臓に関係する背骨の際を、上から5つおきに、あるときは左、あるときは右と、3ヶ所ほど触らせていただいただけです。
専門的にはF4内界調整(フォーム4の消化器型調整)といいます。
均整法では、姿勢や歪みを12種類に分類したF1〜12の中から、その人に当てはまる歪み(今回であればF4)を検出し、整えていくのです。
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背中以外の施術の際も、例えば左腕だけ回したり、右腰だけを捻ったりすることもあれば、右腕はバンザイして左足を開いた左右非対称な仰向けポーズで、お腹を整えたりもします(このポーズでは、肝臓を整えることができます)。
また、同じ捻る施術でも、息を吸ったときに捻ることもあれば、吐いたときの場合もあります。
均整法では、前後や左右どちらかに偏った姿勢を平衡体に戻していきます。
もともと歪みのない部分に加える施術は体にとって負担と考え極力避け、最小限の施術を目指すのです。
整えるべきポイントにしぼった施術の気持ちよさを一度、体験してみて下さいね。
※「F4」「消化器型」など12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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