【お知らせコーナー】
1)東京校の来年度受講生募集説明会が始まっています。次回は1月13日(土)開催。私も担当の一人として毎回参加しています。説明会後は授業見学も可能です。下記リンク先より日程をご確認の上、ぜひいらして下さいね(平日夜間コース、土日コースともに、受講希望願書が届き始めました。4月にお会いできることを楽しみにしています)。
2)1月22日開催:均整センター「施術モデル」募集
3)8月4日、内臓疲労解消ウォーキングの本が発売されました。施術後のお客様へのアドバイスをまとめ、生まれた本です。
『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング
脳から肝臓・胃腸・子宮まで若返る!』

4)輪ゴム均整の本、好評発売中です。発売から2ヶ月、増刷も決定しました。ご購入下さった皆様、ありがとうございます。より多くの皆様のお役に立ちますように。
50代女性Nさん。風邪をひいてから、咳だけが残る。病院での検査の結果、咳喘息の疑いありとのこと。
このようなお悩みの方、Nさん以外にも多いです。
病院の診断により、急を要するものでなければ、均整法視点からの咳は、「肋骨」を中心に観察します。
多くの場合、肋骨の弾力性の左右差が大きくなっています。
背中側から細かく観ていくと、上から5番目と6番目の肋骨の間が狭くなっていることも。それも右側。

「左半身は交感神経、右半身は副交感神経の反応が出やすい」と、当ブログ上でときどきお話しします(背中からの下図参照)。

咳は副交感神経の働きで気管や気管支が収縮して出ますから、全体としては、右重心に偏り過ぎているバランスをもとに戻し、第5、6肋骨の状態を整えればよいのです。
第5、6肋骨が出ている胸椎5、6番付近には呼吸器系を動かす神経が集まっています(後肺神経叢。下図赤丸内の青色。左図は肺あり、右図は肺なし)。

気管から気管支に分かれる部分「逆Yの字」の、左右の角度が違う(上の右図参照)ことなども、右重心に関わります。
40代女性Oさん、40代女性Pさんは、毎年5月頃になると、咳がひどくなるとのこと。
体は寒い時期から暑い時期に向けて、交感神経から副交感神経優位へと体内環境を切り替えます。
ゴールデンウィーク付近の「立夏」を越えると、その傾向がますます強くなります。
そのとき、普段から自律神経のバランスがうまくとれず、交感→副交感の切り替わりの反動に耐えられない人に、咳などの症状が現れやすいのです。
急場をしのぐには上記のとおり、右重心への偏りすぎをもとに戻し、肋骨5、6番の状態を整えます。
ただし、OさんPさんのように、毎年同じ季節に同じ症状が現れる場合は、根はもっと深いところにあると考えたほうがよいです。
たとえば、慢性的な消化器系の内臓疲労により、消化器系のアクセルである副交感神経が常に働きすぎ、呼吸器系にも影響する、など。
そうであれば、急場をしのいだ後は次の5月に向けて、夏→秋→冬→春と、最低でも1年を通して体を整えていく、体質改善的な取り組みが必要です。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
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胴体ごと回さないと、後ろを振り向けなくなっています。寝違えたことのある方なら、よく分かると思います。両側ですが、特に左への振り向きで、首の右側が痛くて辛いご様子。
今年の立秋は8月8日でした。漢方の季節の考えに沿うと、夏の「心」から、秋の「肺」に移る時期。
該当臓器の季節になると、もともとその臓器が元気な場合には全体的にもさらに調子よく、もしも弱っていた場合には、より不調になったり病気につながったりするのです。
漢方的に肺の様子を探るには、例えば「肺兪(はいゆ)」というツボの状態を観ます。
肺兪は胸椎3番(下図の上の赤丸)の両側に1つずつあり、今回の男性では、右が硬く凝っていました。

左右の肺兪のアンバランスは、間にはさまれている胸椎3番の状態にも影響します。やはり歪みとして現れていました。
胸椎3番は肩の支点でもあり、よく見てみると右肩もパンパンに張っています。そこから右首が引っ張られ、今回の首の状態につながっている様子。
肩だけゆるめようとしても、もとが肺の凝り(肺疲労)ですから、簡単ではありません。
肺兪とバランスを取り合うのは、「膀胱兪(ぼうこうゆ)」。椎骨では仙椎2番付近に当たります(上図の下の赤丸)。
仙椎2番を含む、均整法12種体型「泌尿器型(回旋型)」調整により、右肩の張りが減り、徐々に左への首の動きが増してきました。
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60代女性で、この時期になるとときどき咳き込み、しばらく止まらない方がいらっしゃいます。
先述の男性は秋の肺疲労が寝違えとして、こちらの女性は咳として現れるのです。
立冬(今年は11月8日)が近づくにつれ、症状が自然と落ち着くことを毎年繰り返しているとしたら、不調はかなり慢性化していると見ます。
この秋は症状を抑えつつなんとかしのぐとしても、来年はそうならないようにするためにはどうしたらいいでしょうか。
冬から春、夏にかけて、日常生活の中で体に負担をかけている習慣(喫煙、寝不足、食べ過ぎ、飲み過ぎetc.)の見直しが、地道ですがいちばん大切。
それでも自然と整っていかない、長年の悪習慣により固着してしまった歪みを均整法で解放しつつ、次の快適な秋を目指しましょう。
すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。
病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さい。
※12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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首のつけ根、下頚椎の動きが硬いと、咳が出やすくなります。
均整法では頚椎4番が吸気の中枢、6番が呼気の中枢と考えます。特に頚椎6番の歪みは、風邪でもないのにやたらと咳が出る方にも多い状況。
原因としてはタイトルにも掲げました、スマホ姿勢など、姿勢の悪さ。うつむき加減の頭を支える首は大変なのです。
スマホも含め、パソコン作業などによる指の使いすぎも、下頚椎をこわばらせます。指を担当する神経が下頚椎付近から伸びているからです。

さらに、内臓疲労も影響します。内臓疲労は経絡を通じて、指の動きに影響を与えます。
これらの原因を複合させると、解決が早まります。
今回の男性は下頚椎がガチガチ、指は右手の小指が一番硬く、肝臓と胆のうにコリが見られました。
手の小指には心経、小腸経ラインが通ります。足の親指には肝経、薬指には胆経ラインが。


漢方には「陰陽」という言葉があるように、陽に属する胆経と陰に属する心経をシーソーのような関係と考えます。同じく肝経と小腸経も。
よって、「肝臓・胆のうが整う→心臓・小腸とのシーソー関係が釣り合う→小指の動きが柔らかくなる→小指を通じて下頚椎が整う」と、調整の流れを組み立てることができます。
胆経、肝経を用いて、足の親指と薬指から手の小指に向けて、肝臓、胆のう、そして下頚椎がフワフワになるまで刺激を送り、均整法12種体型「消化器型」調整。
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スマホ姿勢を止(や)めるのは、今の時代、現実的ではないかもしれません。
ただ、頭のすみには置いておき、スマホ姿勢くらいで固まったりしない、しなやかな体づくりを普段から心がけましょう。
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