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カテゴリ:骨盤( 13 )



先々週(5月26日)のブログでは、手首が辛いとおっしゃる方の施術例をお話ししました。

辛い手首には触れずに、骨盤から手首を整える流れでした。

手首の調子が悪くない方であれば、普段は施術の最初に、手首の調整から入ることも多いです。

背骨など体幹への施術に入る事前準備として、手首の様子から様々なことがわかるからです。

その手がかりのひとつが経絡ライン。

手首には何本もの経絡ラインが走っているため、その先をたどれば、どこが不調と関わっているのかを知り、施術の方向をしぼっていくことができるのです。
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経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂

40代女性のお客様Kさんは以前、右かかとの痛みでご来院。

体が全体的に左にねじれつつ、右のかかとに体重がかかるタイプでした。

何度かの施術によりねじれが目立たなくなるにつれ、右のかかとに乗らなくてもすむ体バランスに落ち着き、楽になりました。

その後も定期的に、体がねじれすぎないように整えにいらしています。

先日の施術の際、やはり手首を最初に観せていただきました。

右の橈尺関節(とうしゃくかんせつ。下の写真の赤丸部分)が左に比べてガッチリ固まり、動きがありません。

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いつも以上に硬く感じましたので、そのことをお伝えすると、「忙しくて、パソコンに向かっている時間が多かった」とのこと。

手首の軽い歪みでしたら手首そのものの調整で、橈尺関節も整います。

左の手首はそうして整いましたが、右はガッチリ固まりすぎてなかなか整いません。

そんなときには無理せずに、さきほどの経絡ラインを探ります。

Kさんは肺経ラインが他と比べて凝っていました。肘や肩を通る肺経ライン(下図は左ですが、Kさんは右のライン)上を探っていくと、

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経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂

中でも烏口突起(うこうとっき。下図の赤丸内)付近がいちばん凝っている様子。

上図のように、烏口突起付近にはたくさんの靭帯があり、鎖骨と肩甲骨を支えています。

デスクワークで背中を丸めているうちに肩も巻き込み、このあたりの靭帯はコチコチに凝りやすいのです。

季節はずれのインフルエンザにもかかったとおっしゃっていました。

肺経ラインの凝りをそのままにしておくと、呼吸器系統に負担がいきやすく、風邪なども引きやすくなります。肺経ライン調整はそれらの予防にもなるのです。

Kさんには、烏口突起周辺の靭帯を中心に肺経ラインを整えることで、からだ全体のねじれをとり、今回の定期メンテナンス施術をさせていただきました。

快風院『均整日記』、おかげさまで14年目となりました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。日々の授業の様子など、下記リンク先をご覧下さい☆


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40代男性のお客様Qさんは、バンザイすると烏口突起付近が痛いとのこと。左側です。

烏口突起には触らずに他のところから肺経ラインを通じて烏口突起を整えようと、まずは手首を観せていただくと、こちらもかなり硬く、なかなか整いません。

こんなときには、肺経と連動する別のラインを考えます。

たとえば肺経とシーソーになっている膀胱経を整え、両者が釣り合えば肺経も整います。


座ったままのQさんの膀胱経ラインを探り、ところどころにある凝った部分を順番に押さえながら左腕を上げていただくと、痛くなく上げられる点を骨盤付近に見つけました。

その点を中心とした膀胱経ライン調整で、連動して肺経ライン上の烏口突起も整えることができました。

Qさん「前は右腰が痛かったのですが、治ったと思ったら今度は左肩が痛くなったのです……」と。

膀胱経ラインは下図の通り、腰を通ります。

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経絡図譜のフリー素材集|鍼灸指圧自然堂

Qさんの腰には膀胱経ラインに沿ってまた歪みが残っていたことから、「腰が痛くないようなバランスを体が無意識にとり続けた結果、肩に負担がかかったようです」とお話ししました。

よくいわれる、「腰をかばっているうちに肩が」という状態です。

Qさんにも、定期的なメンテナンス施術のよさが伝わったご様子でした。

すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。

医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひご活用下さい。


快風身体均整院 田川直樹)


※均整法では「骨盤型」「肋骨型」「頭脳型」「消化器型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪みか、内臓疲労や脳疲労から来た歪みかを分けて調整します。

※あなたのお悩み、痛む箇所をキーワードとして、右欄にある検索窓で、当ブログ内を検索してみて下さい。お悩み解消に役立つ情報が、きっと見つかります→

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1)「身体均整法学園」平成31年度受講生募集説明会が8月から開始予定です。詳細はまたこちらのコーナーでお知らせ致します。


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3)部位同士の連動を歩きの中でより積極的に生かし、日常生活を通じて骨盤他を整えることのできる本がこちらです『夕刊フジ(産経新聞社発行)』公式サイト「zakzak」でも紹介されました。


『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング
脳から肝臓・胃腸・子宮まで若返る!』

(田川直樹著・さくら舎刊)

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4)気になる不調解消ポイントに輪ゴムを巻いて歩くことも、ぜひお試し下さいね。




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by naotknet | 2018-06-09 07:29 | 骨盤

先週(2018年5月26日)のブログでは、手首の不調に悩むお客様の、両方の手首の太さを比べてみるところから施術を開始した例をお話ししました。

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比べた後、骨盤調整からの連動で手首を整えました。

そのとき、骨盤をやみくもに整えるのではなく、手首と骨盤が引っ張り合わないような骨盤の位置を探すのがコツです。

手首と骨盤の連動を用いて整えられるということは、日常の中で、骨盤に変に引っ張られて手首が歪むともいえるのです。

他の箇所でも同じです。骨盤との引っ張り合いの例を2つ見てみましょう。

40代女性のお客様Tさんは、最近ときどき頭痛がするとのこと。左側とおっしゃるので、頭の左と右を比べさせていただくと、左側だけがキュッとしまったような手触りを感じます。

そこが、どこか他の部位と無理に引っ張り合わないようにしてから、整えていくのです。やはり骨盤がポイントの様子。

病院での受診もお勧めしつつ、全体の姿勢を右に傾けたり、左足だけを大きく開いたりして、骨盤の位置を変え、頭蓋骨と骨盤が無理に引っ張り合わないように全体をセットアップしてから施術を開始しました。

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体のどことどこが連動するのか、手や足をどのくらい開くのかなどは、均整法を学ぶときに基本としてみっちり習得します。

頭痛に関係する連動としては、たとえば「頭蓋骨(後頭骨)」と「骨盤(仙腸関節)」と「外顆(外くるぶし)」があります。

均整法学園では下記「救急操縦法」という授業などで習う考え方です。
40代男性のお客様Uさんは右肩の不調。右肩が、やはり骨盤と無理に引っ張り合わないで済む骨盤の位置を探しました。

肩関節と股関節が連動するからです。

探しているうちにUさん、「そういえば変な話ですが、ウォシュレットの便座に座ったときに、真ん中に座ったつもりでも、温水がちゃんと当たらなくて、ずらさなければならないときがあるんですよ。そんなときは、よほど歪んでいるのでしょうね」と。

セットアップした全体の姿勢は、左に大きく「くの字」を書いた姿勢となりました。

「はい、今のUさんにとって負担のないという意味で正しい骨盤の位置は、この姿勢の位置ですから、今座ったなら、かなりずれると思います」とお伝えしました。

同じような疑問やお悩みをお持ちの方、もしかすると他にもいらっしゃるかもしれません。

施術後であれば、しっかり真ん中に座れるはずです。ぜひ違いを試してみて下さいね。

すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。

医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひご活用下さい。

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by naotknet | 2018-06-02 08:40 | 骨盤

40代女性のお客様Sさん。ここ2ヶ月ほど、ドアノブを回したりすると、左手首が痛いとのこと。

このようなときには、関節のほんのわずかなズレに注目してみることをお勧めします。

両方の手首をそっと包むように触らせていただくと、左手首のほうが太く感じました。

病院も受診し、腫れたり他、異常はないご様子。

手首の関節、主に「橈尺関節(とうしゃくかんせつ)」のズレのようです。

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手首に痛みや違和感がなければ、手首を軽く曲げたり捻ったりする操作により、橈尺関節は整います。

Sさんの場合は痛みがありますので、今回は他の箇所から手首を狙って整えていきます。

たとえば骨盤。手首と骨盤は正面から見ると同じ水平ライン上に位置します。
水平ライン上の位置関係同士が連動する「水平相関」という考え方を用います。

骨盤を整えると手首が整い、手首を整えると骨盤が整います。

もしも生理痛など、婦人科系の不調にお悩みの女性は、手首の動きをよく感じてみて下さい。

左右で動きの差がありませんか?

あるとしたら、ぜひ均整施術で手首を整えにいらして下さいね。

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橈尺関節について、2016年4月16日のブログ「手首を整えると骨盤も整う?」に詳しく書きましたので引用します

「前腕の2本の骨『橈骨(とうこつ)と『尺骨(しゃっこつ)は、手のひらが下を向いた時にクロスします。

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デスクワークで手のひら下向き状態が続けば、橈骨と尺骨はクロスしたままであり続けます。

だんだんとそのかたちで凝り固まり、前腕の両端である、肘や手首の動きを悪くするのです。

手首側では橈骨と尺骨で作る『橈尺関節』がガチガチに詰まったり。

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橈骨と尺骨をクロスしたり解放したり、言い換えれば手のひらを上にしたり(回外)下にしたり(回内)する動作をよく行うほど、骨盤の調子はよくなり、日常生活自体が骨盤矯正になります。

具体的には、蛇口をひねる、ドアノブを回すetc. 。」

今回のSさんは、背中に背負ったままのリュックのポケットに左手を回して、財布やSuicaを取り出したりしまったりする動作を繰り返すうちに、橈尺関節にわずかなズレが起こり、痛めてしまったようです。

骨盤調整他により、左右の手首の太さが整い、よく動くようになったことに驚いているSさんに、蛇口やドアノブを自然な姿勢で回すのとは違い、不自然な姿勢での動作の繰り返しには気をつけて下さいね、とお伝えしました。

自然な姿勢であれば、上記の引用中に書きましたとおり、ドアノブ動作、また「きらきら星」の踊りのように、手のひらを内側外側へ返す動作他、手首を日常でよく動かすことは、手首自体にも、骨盤を通じて全身のバランスにも、よい影響を与えることができます。

すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。

医学的視点と合わせて、均整法視点もぜひご活用下さいね。

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by naotknet | 2018-05-26 07:35 | 骨盤

40代女性Pさん。あぐらの姿勢でしばらく座っていて立ち上がったとき、股関節の前が痛い。

施術前、実際にあぐら姿勢の様子など、股関節の動きを見させていただくと、それほど制限はありません。

そんなときには股関節の土台である骨盤にも注目します。

仙腸関節や恥骨結合(下図の赤丸部分)のしなやかさがなくなると、股関節の動きにも影響するからです。

Pさんにはどうやら、股関節調整よりも骨盤調整が必要な様子でした。

均整法では骨盤を含む全身調整として、腰椎4番を中心とした「骨盤型調整」が用意されています。

腰椎4番は骨盤の動きを支える要の椎骨となります。

そこから椎骨を4つずつ上下にたどると、下には仙椎3番があり、上には胸椎12番、 8番、 4番、そして頸椎7番、3番があります。

それぞれに体を整える上で意味があります。

Pさんは腰椎4番よりも、胸椎4番の動きが硬くなっていました。

Pさんは前々からあぐらがしにくかったわけではなく、伺うとここ最近かなり忙しく、メンタル的にも辛かったとのこと。

そのような心身への負担は、胸椎4番が担当して受け止めます。ストレスを受け止める役割をする心包経の「心包兪(しんぽうゆ。別名:厥陰兪。けっちんゆ)」に近いからです。
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よってPさんの場合は、骨盤を整えようといきなり腰椎4番に手を出すのではなく、まず胸椎4番を整えるとよいのです。

そこから連動で腰椎4番も整い、骨盤にしなやかさを取り戻すことができます。

施術前のあぐらの感じと比べていただくと「楽です〜っ」とのことでした。

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この考え方はストレスで胃が痛くなる人にも応用できます。

50代男性Qさんは、仕事上の、気を遣う海外旅行に同行し、帰ってからも胃がシクシクし続けているとのこと。

骨盤型椎骨の中の胸椎12番は「胃兪(いゆ)」に近く、胃の調子を整えるために用います。
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ただしPさんと同じく、不調の原因がストレスですから、やはりストレス反応の出ていた胸椎4番を先に整え、連動で12番も整っていくようにするとよいのです。

今日明日は「身体均整法学園」で、土日コースの授業を担当してまいります。

体の不調をかたちや動きに置き換えて整える視点を持つ身体均整法。

ご興味があれば、下記をご参考にぜひ授業見学にいらして下さいね。お待ちしています。

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)今月開講の「身体均整法学園」大阪校。申し込みはまだ間に合いますので。ご検討中の方は下記「身体均整法学園」ホームページをご覧の上、ぜひお早めに。


「身体均整法学園」受講のご案内



2)東京校の来年度受講生募集説明会も始まっています。次回は11月4日(土)。その後も月に1回開催しています。私も担当の一人として毎回参加しています。説明会後は授業見学も可能です。下記リンク先より日程をご確認の上、ぜひいらして下さいね。


「身体均整法学園」東京校説明会日程



3)11月27日(月)開催:均整センター「施術モデル」募集



4)8月4日、内臓疲労解消ウォーキングの本が発売されました。施術後のお客様へのアドバイスをまとめ、生まれた本ですおかげさまで8月にはアマゾン「肝臓・膵臓の医学」カテゴリ、楽天ブックス「胃・腸」カテゴリで1位をいただきました。


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―脳から肝臓・胃腸・子宮まで若返る!(さくら舎刊)』

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4)輪ゴム均整の本、好評発売中です。発売から2ヶ月、増刷も決定しました。ご購入下さった皆様、ありがとうございます。より多くの皆様のお役に立ちますように。

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by naotknet | 2017-10-28 07:47 | 骨盤

施術の最初は、手首や足首調整から入ることが多いです。

末端からの刺激が脳にやさしく「これから体を整えていきますよ」と伝わり、施術へのウォーミングアップのような役割になるからです。

骨盤を整えるときにも、手首調整はかかせません。前回(2016年4月9日)記事の女性の骨盤調整でも、手首が活躍しました。

均整法で「水平相関」と呼ばれる考え方によります。体幹に腕を沿わせてみたときの位置関係に注目して下さい。

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「無料イラスト かわいいフリー素材集 | いらすとや 」

肩関節は呼吸器系、肘関節は消化器系、手首は骨盤内臓器と連動しやすいしくみがあるのです。

どちらかの手首が曲げたり反らせたりしにくければ、骨盤も同じ側(場合によっては逆側)が開きすぎたり閉じすぎたりしています。

手首の動きが悪くなる原因は様々ありますが、現代での大きな原因のひとつは、パソコンによるデスクワークでしょう。長時間、手のひらが下を向いたままになります。

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前腕の2本の骨「橈骨(とうこつ)」と「尺骨(しゃっこつ)」は、手のひらが下を向いた時にクロスします。
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デスクワークで手のひら下向き状態が続けば、橈骨と尺骨はクロスしたままであり続けます。

だんだんとそのかたちで凝り固まり、前腕の両端である、肘や手首の動きを悪くするのです。

手首側では橈骨と尺骨で作る「橈尺関節」がガチガチに詰まったり。
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橈骨と尺骨をクロスしたり解放したり、言い換えれば手のひらを上にしたり(回外)下にしたり(回内)する動作をよく行うほど、骨盤の調子はよくなり、日常生活自体が骨盤矯正になります。

具体的には、蛇口をひねる、ドアノブを回すetc.

蛇口もドアノブも、レバー式が主流になってきました。現代が便利になった分、失われつつある日常動作が、手首の調子には大切なのです。

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時代を遡り、蛇口もドアノブもなかった頃は、どうだったのでしょう?

木に登ったり、狩りに出て獲物と格闘したり……遡りすぎかもしれませんが、手首は今よりももっとダイナミックに使われていたはずです。

「きらきら星」のように手を動かす、「じゃんけんのおまじない」のように両手を組んで手首をひねるなど、日常の中に取り入れて、しなやかな手首から始まる、バランスのよい骨盤を作りましょう。

ちなみに、均整師をはじめ、手技療法家は、施術の中でお客様の腕や頭を様々に動かさせていただきますので、回内回外動作がぎこちなければ技も効かず、何より受けている方が不快に感じてしまいます。

逆に言えば、手首がスムーズに使えることが、手技療法上達のコツでもあるわけです。

すべての不調を、均整法はかたちや動きに置き換える視点を持っています。

病院での受診も常に頭に置きながら、均整法視点もぜひ、ご活用下さいね。


※均整法では「頭脳型」「骨盤型」「消化器型」など、体型を姿勢や動きによって12種類に分けて考え、さらに悪姿勢や偏った動作からか来た歪み(外界からの歪み)か、内臓疲労から来た歪み(内界からの歪み)かを分けて調整します。12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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※輪ゴムを使った均整法の本、好評発売中です。「鼻水は止まりました! 目も何とかなりますか?」とのお声をいただきました。この時期、鼻も目もお辛い方は、103ページの輪ゴムの巻き方がお薦め。目は肝臓と深いつながりがあるのです。また花粉症歴の長い人は、応用として38ページの2本連結した巻き方で2、3日、巻きっぱなしをお薦めします。
『アレルギー性鼻炎は輪ゴム1本でよくなる』
(田川直樹、おかのきんや共著)



※輪ゴム均整の本を共著して下さった、おかのきんやさんの最新刊です。読むだけで元気になれます。
『あなたがいい。超訳手塚治虫』

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『体内疲労をとる5分間内臓ウォーキング
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by naotknet | 2016-04-16 13:03 | 骨盤

50代男性。最近、朝起きるときに右の腰が重い。

さらに、「丸首では分からないが、VネックのTシャツを着ると、右の襟が落ちる」「脇腹の肉の厚みが左右で違う」「このような話は病院ではできず、何か手かがりはないかとずっと探していた」とのことでした。

立った姿勢を観させていただくと右の肩が下がり、右の骨盤(腸骨)は反対に上がっています。

このように姿勢の視点から観てみると、Vネックの件も脇腹のお肉の件も、すぐに原因が判明します。

右肩が下がっているために、襟のラインもそれに沿って右がすべり落ち、右の脇腹が右肩と右骨盤に上下から挟まれるために、左右で厚みが違ってくるのです。

重い右腰側の骨盤が上がっているわけですから、この骨盤のかたちを左右整えることが施術のポイントになりそうです。

左の骨盤が下がっているとも考えられるのですが、均整師の手で触ると、微妙な緊張感のある側とそうでない側を感じ分けることにより、どちらを主にして歪んでいるのかを判別することができます。

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今回の男性の場合、うつ伏せの状態で背骨を触らせていただき、F4内界調整(フォーム4の消化器型調整)を中心に、肝臓に関係する椎骨を整えると、姿勢はすぐにまっすぐになりました。

このことから、慢性的な肝臓疲労により、体が無意識に肝臓をかばうような姿勢(均整では「くつろぎ姿勢」と呼びます)で右肩を下げ、右の骨盤を上げている様子が見えてきます。


※「F4」「消化器型」など12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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by naotknet | 2010-05-29 06:36 | 骨盤

前回(5月15日「骨盤の歪みと肝臓」)、「骨盤の捻れを一時、正規の位置に戻すことで、さっきまでゆるゆるだった肝臓に凝りが出てくることもあります」とお話ししました。

他には、このような例もあります。

30代女性。風邪が治ってからも、胃の調子が悪い。近所の鍼灸院では、胸椎12番(腰椎と胸椎の境目にある椎骨。背中の真ん中から少し下あたり)付近の「胃兪(いゆ)」という、胃のツボに反応ありとのこと。

うつ伏せで観させていただくと、確かに胸椎12番の左側に一箇所、凝りが出ています。

また、ご本人は真っ直ぐうつ伏せになっているつもりでも、骨盤が大きく左に捻れていました。

前回と同じく、骨盤を正規の位置に戻してみると、12番左の凝りはなくなってしまいます。

ご本人にも確認していただくために、12番左を押さえたまま骨盤を捻ったり真っ直ぐしたりすると、その都度、凝りが出たり消えたりする様子が感じられるとのこと。

今回の女性にとっての胃調整は、左回旋した骨盤を整えればよいと、この流れからしぼっていくことができます。

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また、骨盤の歪みから胃に負担がかかることもあると、ご本人も納得して下さいました。

施術としては、均整法12種体型「回旋型」調整により、真っ直ぐうつ伏せになれるようにさせていただきました。


※「回旋型」など12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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by naotknet | 2010-05-22 06:44 | 骨盤

ご来院されたお客様に、全身の映る鏡の前に立っていただくと、みなさんそれぞれに姿勢の特徴が現れています。

均整法ではこの姿勢の個人差を「12種体型」という分類法を用いて、そこにどのような意味があるのかを探っていきます。

施術ベッドに仰向けになっていただいた姿勢にも、様々なパターンを観ることができます。

例えば、「大の字」、「大の字よりもさらに、バンザイに近いくらい両腕を上げている」、「胸やお腹の上で指を組んでいる」、「ベッドに対してまっすぐ寝たつもりでも斜めになっている」、「お顔を左右どちらかに向けている」「両つま先の開く角度が違っている」、などです。

それぞれのポーズに、その方の歪みや、お悩みの原因につながる手がかりを見つけることができます。

得られる手がかりのひとつとして、その方は、自身の背骨や骨盤の歪みに沿ったポーズをとっているのではないか?ということ。

お顔を左に向けて寝ていれば、その方の頚椎は全体的に、あるいはどこかひとつが左に回転している可能性があります。

つま先が内に向いている側の骨盤(腸骨)は閉じ過ぎているかもしれない。全体のポーズ、部分部分のポーズから、その方の歪みを読んでいきます。

読み取った上で、そのポーズを活かしてそのまま施術する場合と、正しい背骨や骨盤の位置に一時的に戻してから施術する場合と、状況に応じて使い分けます。

一時的に戻すとは、例えば、閉じ過ぎている骨盤を開くために、その側の足を大きく開いたり、膝を曲げたり、下がっている肩甲骨を上げるために、その側の腕をバンザイしていただいたり。

完成した「背骨や骨盤を一時的に正しい位置に戻した姿勢」は、一見すると、かなりヘンテコなポーズになります。おそ松くんに出てくるイヤミの「シェー!」のようになってしまうことも(こんなことを書くと、来てくださる方が少なくなるかもしれませんが…)。

骨格をバランス的にいったん正しい位置にしてみると、全体の歪みの中に隠れていた歪みの中心、例えば、いちばん歪んでいた背骨のうちのひとつが浮いて出てきますので、それをねらって整えていくわけです。

大人の場合は、浮いてくる歪みの数が多いものですが、小さいお子さんの場合は一カ所か二カ所くらい。施術としては、先ほどの「シェー!」のポーズでバンザイしている腕を軽く引っ張るだけで、全体が連動して整い、施術は完了してしまいます。

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先日、お母様といらした8歳の女の子は、学校の健康診断で尿タンパクが出たとのこと。

姿勢を観させていただくと、腰の上部、ちょうど腎臓の位置での捻れがきつく、体を右には捻れるのに、左に捻りにくくなっていましたので、背骨、骨盤を正しい位置に戻しての腕引き調整で、左右同じように捻れるようにして差し上げました。

この一見ヘンテコなポーズは、基本のポーズが頚椎から腰椎、仙椎まで、一個一個個別に設計されており、均整法学園では「自他動操縦法」という課目で学習します。

私はその科目を担当しており、今日はこれから均整法学園21年度生の皆さんの授業にいってまいります。

「自他動操縦法」の他にも、全部で17の科目があります↓

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それでは今日も一日お元気で。


※12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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by naotknet | 2009-11-07 06:50 | 骨盤

均整法では、骨格の調整に「最密位(さいみつい)」を用います。

最密位とは、関節が最も密になる位置という意味。

こう書いてしまうと難しく聞こえますが、例えば手首(手関節)や足首(足関節)であれば、いちばん反らせた状態。肘(肘関節)や膝(膝関節)であれば、いちばん伸ばした状態がそれにあたります。この最密位は、全身の各関節において決まっています。

最密位は、例えば歯車がきちんと噛み合っている状態といえます。少しでもずれていると、歯車はうまく回りません。

何らかの原因で、自力では最密位をとろうとしてもとれなくなっている関節を、最密位のかたちがとれるように整えていきます。

無理矢理に持っていくのではなく、結果的に最密位がとれてしまうように、といえるでしょう。具体的には、まず体型調整から始めます。

例えば仕事先での作業中、鉄パイプ製の大きなカートの角に、恥骨の左側をぶつけてしまった20代女性。

恥骨の真後ろ、お尻側にある仙腸関節(骨盤を構成する、腸骨と仙骨の間の関節)に、打撲の影響と思われる、かなりの左右差が見られました。

骨盤(腸骨)は一枚板でできていますから、前をぶつければ後ろにも影響が出ます。逆に、尻もちをつけば、恥骨側にも影響が出るでしょう。

そのことを踏まえつつも、いきなり仙腸関節には手を出さず、12種体型を基準として、現在の姿勢や動きが、打撲の影響を含めてどうなっているかを調べ、まず脊柱を中心に全体を整えていきます。

その後、恥骨や仙腸関節のある骨盤からできるだけ遠いところにある、頭や足首の関節から順番に整えていき、最後に仙腸関節の最密位をとってみます。

脊柱やその他の関節調整が終わっているので、連動して仙腸関節もあるべき位置に戻る準備が十分にできており、グィッ!あるいはボキッ!などと、強く持っていかなくても、仙腸関節の最密位を静かにとらせるだけで、「ポコン」という小さな音とともに、もとの位置に収まりました。

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特に不調の自覚はなかったのですが、施術の流れの中で、左の股関節がポコンと音を立てた、30代女性もいらっしゃいました。

何かありましたか?と伺うと、思い当たるといえば、冬にスノーモービルで転倒したことかな?とおっしゃっていました。

このまま放置しておいたとしたら、左の股関節は、何かの拍子でもないと、自力では最密位に持っていきにくく、長期に渡ると、全身のバランスを崩すもとになっていたでしょう。

また、打撲の影響が、単に骨格の変位というだけではなく、自律神経に刺激を与えて、それが体内にとどまることもあります。

このときのひとつの目安としては、尾骨に痛みや過敏さが現れることです。

尻もちで直接尾骨を打撲したりすればもちろんですが、そういうことがないにも関わらず、なぜか尾骨を触るとピリピリする、などという場合には、過去に大きな事故などの経験はないかどうかをよく思い出してみて下さい。

原因のよく分からない長年の不調がもしもあったとしたら、その手がかりになるかもしれませんので、思い出した情報とともに、お近くの均整院をお訊ねになってみて下さいね。

※12種体型については、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』

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by naotknet | 2009-08-01 05:20 | 骨盤

30代女性。スポーツジムでのトレーニングで脚やせ(下半身やせ)を目指しているのに、なかなかやせない。

同じお悩みを他の女性のお客様からもときどき伺います。みなさんにほぼ共通していることは、骨盤の前側が閉まり過ぎて、それにつられて股関節やももの骨(大腿骨)が内側に巻き込むかたちになるため、本来ももの後ろ側にあるべき筋肉も横に回り込んできて、正面から見たときに、回り込んできた筋肉の分だけ、ももが太く見える状態です。

このかたちは、婦人科系のお悩みをお持ちの方に多く見られます。骨盤内にある子宮や卵巣が慢性的に疲れ、緊張して、骨盤を内側に引っ張り込んでいます。

よく「骨盤は閉まっているのがよい」といいますが、身体の中からのサインとして観た場合、一概に閉まっているのがよいとばかりは言えないのです。

なぜ子宮や卵巣が緊張するのか、そのしくみについては、詳しくはこちら肝臓と整体の情報館をご覧いただきたいのですが、いくつもある原因として、今の時期だと、例えばビールなどの飲み過ぎが挙げられます。

アルコールの過剰摂取が自律神経のバランスを乱すことに加えて、冷たいビールで下腹を冷やすことが、さらに直接的に婦人科系統の働きを低下させます。

冬でもビールやお酒を飲む機会の多い現代ですが、昔から言われているように、本来女性にとっての飲酒は「閉経後に少したしなむ程度」というのが理想なのです。もちろん飲まないにこしたことはありません。

こういうことを書くと「何をバカなことを。。」「そんなの絶対ムリ。」といった女性陣からの声が聞こえてきそうですが、一応知識としては知っておいていただければと思います。

例えば、毎回の生理痛が気絶するほど苦しいのに、婦人科の診察ではどこにも異常がない。そのような場合に、長年の多量の飲酒習慣がある方であれば、そのことが自律神経のバランスを大きく狂わせ、脳から子宮や卵巣へ、排卵、生理の命令がうまくいっていない可能性がありますから、まずはストイックな断酒をお勧めします。

そこまでではないのであれば、あとは体調のお悩みに合わせて、どの程度の制限が必要かを考え、調節していくのが、現実的でしょうか。

施術によっても楽にはなりますし、骨盤のかたちにも変化は出てきますが、だからといって定期的に施術を受けていればあとはお酒もタバコも夜更かしも自由でいいかというとそんなことはなく、施術での変化を最大限に引き出すためには、やはりある程度、もしくはきっぱりとした節制が必要になります。

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by naotknet | 2007-08-12 10:19 | 骨盤