肋骨はじゃばらのように伸び縮みします。
上記の動作では、そのじゃばらを強制的に伸ばして広げているわけです。
均整法では「伸び・縮み」「前屈・後屈」「左捻り・右捻り」など、動作を12種類に分けて、その方のお悩みと歪みのつながりを絞り込みます。
今回の女性は、まさに「伸び・縮み」の「伸び」に該当しました。
伸ばす動作か、縮まる動作かで観ると、肋骨を伸ばすほうが呼吸が楽なタイプなのに、それがうまくいかない様子。
そこで施術は肋骨型のF7(フォーム7。伸展型。肋骨をはじめ、他の各部位も、伸ばすほうが動作が楽なタイプ)。
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とはいえ、肋骨自体を直接施術するのではなく、ポイントは股関節。
ヨガも習っているとのことでしたが、「股関節の硬さが半端じゃないのです」と本人談。確かにそのとおりでした。
股関節が硬くなると肋骨の動きも硬くなります。
体には、ある部位同士が相互に関係し合う「相関関係」と呼ばれる性質があります。他に主な相関部位としては肘と膝、手首と骨盤など。
この性質を利用して、直接施術するにはすでに硬くなりすぎて、手が入りそうもない肋骨を、股関節経由で弛めていくことができるのです。
※F1~12について、こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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長期出張で都内に滞在し、すでに何ヶ月か経っているとのこと。その精神的な疲れもあるのでしょう。
寝付きに関係するポイントが3つ見つかりました。
1)肩甲骨外転:脊柱と肩甲骨内側との幅は、その人の手指幅3本がちょうどよいといわれます。今回の女性は4本でした。交感神経亢進を表すことがあります(右図が肩甲骨外転の状態)。

2)腰椎1番(L1)の歪み:動きがなく、硬くなっていました。頭の疲れが現れやすい椎骨です。
3)足関節底屈:仰向けでも足首が伸びたままで、つま先立ちをしているようなかたち。足関節が底屈しっぱなしの状態です。やはり頭の疲れから、頭〜背中(膀胱経ライン)が突っ張っている姿と考えられます。
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施術は、L1をメインとした前後型調整をうつ伏せで行いました。
再び仰向けになると、つま先立ち状態は解消され、立った姿勢での肩甲骨の間は指4本→3本に。
来月には地元に帰れるとのこと、よい秋を過ごされますように。
※均整法では前後型、回旋型など、動きやかたちを12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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足がつる原因としては、筋肉の疲労や冷え、ミネラルバランスの乱れなど、様々なことが言われています。
椎間板ヘルニアなど腰椎の問題、脳梗塞や糖尿病など、病気との関わりも潜んでいることがあるため、症状が頻繁であれば、一度は病院での受診をお薦めします。
体の歪みからの視点で観させていただくと、腰椎4番と5番の間や、5番とその下の骨盤(仙骨)との間(腰仙関節)が、足がつりやすい側に歪んでいることが多いです(下図参照)。

今回の女性もその状況にありました。
また、立った姿勢では体が左に捻りやすくなっていることから、長年、左腰に体重をかけがちな姿勢や動きの習慣があると推測されます。
施術としては、体を左に捻りやすい人向けの左回旋型(F6〜フォーム6〜)調整。
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病院で診察を受けて、医学的に何も異常がなかったとしたら、それは安心材料としてはとてもよいこと。
ただ、異常はないみたいだけど、やっぱり足のつるのがちょっと気になるなど、体からのシグナルがあれば、素直に耳を傾けて下さいね。
そのシグナルを歪みの視点からたどると、長年負担のかかっている部位が見つかり、早い段階(未病の段階)で整えることができますよ。
※均整法では捻り動作を右回旋型(F5)と左回旋型(F6)、前後動作を前屈型(F1)と後屈型(F2)、など、正反対の動きやかたちを12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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暑い毎日ですから、冷たい物の食べ過ぎ飲み過ぎにより、みなさんの中にも同じように困っている方、けっこう多いのではないでしょうか。
腹部には「募穴(ぼけつ)」と呼ばれるツボが集まっています。
臓腑に異常のあるとき、圧痛などの反応が現れやすい募穴。
いくつか探ってみると、へその下にある小腸経の募穴「関元(かんげん)」に圧痛がありました(下図参照)。

軽く押させていただくと「うっ」という、重だるさを感じるとのこと。
均整では「バランス」がキーワードです。
背骨のバランス、筋肉のバランスの他、臓腑のバランスも大切。
肺と膀胱、大腸と腎、胆と心など、臓腑はそれぞれがペアになってバランスを取り合っています。
小腸とバランスを取り合っているのは肝。
肝の募穴は「期門(きもん)」。左右の胸の下側にそれぞれあります(下図参照)。

よって、2つの期門とおへそ近くに1つある関元を結んだ3点が、硬さ的にちょうど釣り合うようにバランス調整すると、おなかをこわしやすい姿勢、逆に便秘しやすい姿勢などが整うのです。
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※均整法では消化器型、泌尿器型、生殖器型など、臓腑も視野に入れた姿勢を12種類に分けて考え、調整します。こちらもどうぞご参考に。快風院症状別体型紹介ページ『12種体型』
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