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快風院『均整日記』 kaihuu.exblog.jp

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主に日々の施術の様子を書いていきますので、均整法を受けてみたい方、参考になさってくださいね。


by naotknet
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50代女性のお客様Uさん。「いつの間にか左の肋骨が痛くなって、ここしばらく続いています」とのこと。

試しに下図の動きをしていただくと、左肋骨の硬さにより、両膝が右に倒れにくくなっていました。


他にも体の左側を探っていくと、左の足首、肝経ラインと胆経ラインの近くに、それぞれ凝りが見つかりました。
季節の変わり目の不調はこうして整えます(冬から春編)〜ある日の施術より〜_e0073240_15562441.jpg

肋骨は胸椎9番10番付近を中心に硬くなっていました。ここは「肝兪(かんゆ)」「胆兪(たんゆ)」に近く、「肝(肝臓)」「胆(胆のう)」の疲れが現れやすいゾーンです。


このように、左肋骨の硬さの原因を体バランスから調べていくと、東洋医学で言うところの「春は肝の季節」に当てはまってきました。

足の親指と薬指から肝経と胆経、それぞれのラインを整えると、Uさんの肝胆ゾーンでの肋骨の硬さがゆるみ、左右への動きが同じになりました


立春(今年は2月4日)を過ぎ、冬から春への切り替え時期の今、「ちょうど花粉症も出始めて」とおっしゃっていたUさん。切り替えがうまくいかずに、一時的にバランスを崩していたご様子でした。

快風院『均整日記』、おかげさまで16年目です(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。講義の様子など、下記リンク先をご覧ください☆

『内臓ウォーキング』他、拙著のご紹介

これまでに6冊出版させていただきました。


立春の前後はUさんのような、肝胆を中心とした体の捻れや傾きが増える時期です。

さらに肝臓疲労が慢性化してくると、時期に関わりなく、肝臓そのものの凝りに引っ張られる捻れとなります。


そんなときに肝臓こりを整えるツボのひとつが「築賓」。


築賓は「腎経」ライン上のツボですが、肝臓疲れの解消に用いると、肝経胆経ライン以上によく整う場合もあるのです。

4枚のうち右上の写真が、身体均整法学園の私の担当講義「救急均整操縦法」内、築賓調整の実習中。


ちなみに今年の「均整カレンダー」をお持ちの方は、5月に築賓を整えるエクササイズが掲載されていますので、お試しください。


骨格、筋肉、経絡、自律神経、内臓からと、あらゆる視点から体バランスを整える身体均整法。昔は学びにくかった時代もありましたが、今は系統立てて学べる講座ができました。

私の母校でもある「身体均整法学園」。学園説明会も毎月開催しています。詳しくは下記「お知らせコーナー」をご覧ください。

気になる不調があれば、医学的視点に加え、今回のような均整法視点もぜひ取り入れて、改善・予防に生かしてくださいね。


※肝臓についての過去記事は、ブログカテゴリ「肝臓」をご覧ください。

※医学的視点と均整法視点については、こちらもどうぞご参考に:快風身体均整院ホームページ内「病院でわかること、整体でわかること」

季節の変わり目の不調はこうして整えます(冬から春編)〜ある日の施術より〜_e0073240_16403907.jpg

「飲み過ぎで肝臓がお疲レバーの
田川先生も調整を受けて
スッキリしていました」
「身体均整法学園ブログ」東京校講義
(2024年2月)本文より

かわいいフリー素材集 いらすとや

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■施術のお問い合わせ・ご予約はこちらから■
快風身体均整院ホームページ


※パソコンからご覧でしたら、あなたのお悩み、痛む箇所をキーワードとして、右欄にある検索窓で、当ブログ内を検索してみて下さい。スマートフォンの場合はこちら「ブログ内検索」ページから。お悩み解消に役立つ情報が、きっと見つかります。

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◯「身体均整法学園」来年度受講生募集説明会も、あと1回の開催となりました。3/2(土)午前10時からです。私も担当の一人としてお待ちしています。

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詳細はこちら「身体均整法学園ホームページ」をご覧ください。


2月26日(月)開催:均整センター「施術モデル」募集


『Tarzan Web』に『Tarzan』No.824の快風身体均整院紹介記事を転載していただきました。
都内はもとより、おかげさまで遠方の皆様からも、多くのお問い合わせをいただいています。

以前、直接ご来院できない皆様のセルフケア用にとの願いも込めて書いた拙著『内臓ウォーキング』が、ここに来て再びお役に立つことができて嬉しいです

『内臓ウォーキング』他、拙著のご紹介:これまでに6冊出版させていただきました。感謝いたします。



# by naotknet | 2024-02-17 07:24 | 肝臓 | Comments(0)

1月20日のブログ「骨盤を整えて快調なお腹に」では、腸こりからの骨盤の巻き込みについてお話ししました。

大腸と小腸のつなぎ目「回盲弁(下図の緑丸)」に凝りがあると起こりやすい、骨盤の歪みです。

このような内臓こりからの骨盤の巻き込みは、他にも見られます。

腰痛で来院された50代女性のお客様Tさんは、右の卵巣こりから、右の骨盤が巻き込んでいました。


うつ伏せで膝を曲げ、両足を開いてみると、骨盤の巻き込んでいる右によく開きます。


卵巣を整えるときに用いる椎骨はいくつかありますが、そのうちの胸椎10番11番12番に硬さが見られたTさん。


巻き込みが開いてくる様子をチェックしながら、まずは10番を整えます。少し開きましたので、次に11番、12番と施術を進めます。

3つ整うと、巻き込みがほどよく開き、足の動きも左右が同じになりました。

均整法には「頭脳型」「肋骨型」「消化器型」など12種類、体バランスの指標が用意されています。

Tさんの施術に用いた胸椎12番は「骨盤型」に含まれます。骨盤が、普段の姿勢習慣から影響を受けているときに歪みやすい椎骨です。

骨盤が子宮や卵巣など、骨盤内臓器の凝りや疲れから影響を受けているときには、11番が歪みやすくなります。ひとつ上の10番の歪みも、こちらの要素が強く出ます。

これらを考え合わせ、体の内外からの影響の割合に応じて、Tさんの骨盤を整えさせていただきました。

快風院『均整日記』、おかげさまで16年目です(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。講義の様子など、下記リンク先をご覧ください☆

『内臓ウォーキング』他、拙著のご紹介

これまでに6冊出版させていただきました。


手指足指と各椎骨の連動を用いて、指先から骨盤を整えることもできます。

4枚のうち右下の写真は、身体均整法学園での私の担当講義「救急均整操縦法」、月経痛改善のための骨盤調整実習中です。


手の中指と胸椎4番(こちらも骨盤型の椎骨)とを連動させて、骨盤を整えています。

ちなみに今年の「均整カレンダー」をお持ちの方は、3月に骨盤を整えるエクササイズが掲載されています。鼻づまり改善用ですが、婦人科系の不調改善にも役立ちますので、お試しください。


骨格、筋肉、経絡、自律神経、内臓からと、あらゆる視点から体バランスを整える身体均整法。昔は学びにくかった時代もありましたが、今は系統立てて学べる講座ができました。

私の母校でもある「身体均整法学園」。学園説明会も毎月開催しています。詳しくは下記「お知らせコーナー」をご覧ください。

気になる不調があれば、医学的視点に加え、今回のような均整法視点もぜひ取り入れて、改善・予防に生かしてくださいね。


※月経痛、生理痛について過去記事は、ブログカテゴリ「生理痛」をご覧ください。

※医学的視点と均整法視点については、こちらもどうぞご参考に:快風身体均整院ホームページ内「病院でわかること、整体でわかること」


骨盤を整えて快調なお腹に(その2)〜ある日の施術より〜_e0073240_16532470.jpg
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◯「身体均整法学園」来年度受講生募集説明会、8月から始まっています。私も担当講師の一人として毎回お待ちしています。日程は下記の通り、毎月第1土曜日です(1月のみ第2)。

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詳細はこちら「身体均整法学園ホームページ」をご覧ください。


2月26日(月)開催:均整センター「施術モデル」募集


『Tarzan Web』に『Tarzan』No.824の快風身体均整院紹介記事を転載していただきました。
都内はもとより、おかげさまで遠方の皆様からも、多くのお問い合わせをいただいています。

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# by naotknet | 2024-02-10 07:24 | 生理痛 | Comments(0)

40代男性のお客様Oさん。足首をくるくる回しての施術中、「そこ、夜寝ているときにつるところです」とのこと。

「そこ」というのは、足首の外側。下図の胆経ライン上の一点。
花粉症改善には肘を整える? 〜ある日の施術より〜_e0073240_21060145.jpg

実はこの点を押さえながら回していました。硬かったのでゆるめていたのです。

別の日にいらした50代女性のSさんにも、同じことをさせていただいていると、ガバッと顔を上げて、自分の足首に何が起こっているのかを確かめていらっしゃいました。「ピンポイントで痛くてびっくりしました」とのこと。

OさんとSさん、ご来院理由はお二人とも同じ、右肘痛でした。

右利きの方は、パソコンやスマホの使いすぎで、右肘を痛めることが多いです。

右肘が左と比べて全体的に固まるのですが、今回のお二人は、小指側の固まり方が目立っていました。経絡でいえば「心経」ライン。

カチカチに固まった心経ライン上の肘は、

花粉症改善には肘を整える? 〜ある日の施術より〜_e0073240_06105770.jpg

下準備として、ペアとなる「胆経ライン」

花粉症改善には肘を整える? 〜ある日の施術より〜_e0073240_11233460.jpg
子午流注図by「快風身体均整院」

からゆるめると、時間をとても短縮することができるため、最初にお二人には、足首から胆経ラインを施術させていただいたのでした

明日(2/4)は「立春」、東洋医学的には「肝の季節」に入ります。

肝と胆は同じグループのため、「胆の季節」とも呼ぶことができます。

春の肘痛は、これら肝経(冒頭の図参照)や胆経がベースとなっていることが多く見られるのです。

快風院『均整日記』、おかげさまで16年目です(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。講義の様子など、下記リンク先をご覧ください☆

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また、肘の不調は肘そのものだけでなく、体中に影響が及びます。

意外なところでは、鼻水や鼻詰まりに関わっていることも。

鼻の不調改善ポイントの一つが頸椎6番なのですが、

この6番と肘の連動も強いため、肘←→6番←→鼻と関わり合うのです。

この時期、そろそろ見かける花粉症にお困りの方も、実は肘の硬さが、その年の症状の重い軽いに影響しているかもしれません。

頸椎6番を始め、頸椎〜腰椎、骨盤他、骨格の観察の仕方は、「身体均整法学園」の私の担当講義「からだのしくみ」で、入講してすぐの4月からさっそく勉強します

ちなみに鼻詰まりについて、今年の「均整カレンダー」をお持ちの方は、3月に骨盤を通じての改善エクササイズが掲載されていますので、お試しください。


骨格、筋肉、経絡、自律神経、内臓からと、あらゆる視点から体バランスを整える身体均整法。昔は学びにくかった時代もありましたが、今は系統立てて学べる講座ができました。

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気になる不調があれば、医学的視点に加え、今回のような均整法視点もぜひ取り入れて、改善・予防に生かしてくださいね。


※肘の不調について過去記事は、ブログカテゴリ「腕の痛み」をご覧ください。

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花粉症改善には肘を整える? 〜ある日の施術より〜_e0073240_08204363.jpg

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# by naotknet | 2024-02-03 06:17 | 腕の痛み | Comments(0)

50代男性のお客様Nさん、仰向けでの施術の際、「そういえばときどき胃の調子が悪いんですよね。こう、仰向けで胃の辺りを伸ばそうと思っても伸ばせないような」とのこと。

「そんなときは、きつくて伸ばせない胃はそのままにしておいて、首だけを亀のように、左右交互に伸ばすといいですよ」とお伝えしました。

胃の調子を上げるストレッチ 〜ある日の施術より〜_e0073240_08091536.jpg
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首の両側からは「迷走神経」と呼ばれる、胃を始め各内臓を動かす神経が、お腹に向かって伸びています。

胃はきつくて伸ばせなくても、首なら伸ばせますので、首のストレッチを通じて迷走神経の緊張をやわらげ、胃を楽にしようという狙いです。

「これならできそう、やってみます」とNさん。

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胃の調子を上げる調整は、例えば「身体均整法学園」の私の担当講義「救急均整操縦法」内で、胃痙攣改善調整法として勉強します(写真左下)。


冒頭でお話しした首ストレッチを、均整施術として行っています。仰向けでも、写真のように座った姿勢でも行うことができます。

今年の「均整カレンダー」をお持ちの方は、7月「胃痛改善」均整体操もお薦めですのでお試しください。


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※胃の調子について過去記事は、ブログカテゴリ「胃」をご覧ください。

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2月26日(月)開催:均整センター「施術モデル」募集


『Tarzan Web』に『Tarzan』No.824の快風身体均整院紹介記事を転載していただきました。
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# by naotknet | 2024-01-27 04:48 | | Comments(0)

50代女性のお客様Mさん、年明けの早い時期にご来院。「年末にお腹を壊しました」とのこと。

もうよさそうでしたが、あとひと押し、体バランス視点から整えておくと、他の不調のもとにならずに済みます。

仰向けのMさんの骨盤は、右側が左に比べて閉じていました。巻き肩ならぬ巻き腰、あるいは巻き骨盤。大腸と小腸のつなぎ目「回盲弁(下図の緑丸)」に凝りがあると起こりやすいかたちです。


腰の動きを左右で比べてみると、巻き骨盤として固まっている右腰のために、左へ捻りにくくなっています。


こんなときの骨盤を整えるには、骨盤を内側に引っ張っている回盲弁をゆるめて、結果的に骨盤が開いてくるようにするとよいのです。

そのためには手首、足首が手がかりになります。それぞれ各内臓と対応する経絡ラインが通っているからです。

Mさんは右の足首が左に比べて動きが硬く、ぎこちなくなっていました。

さらに細かく調べてみると、足首の内側と外側の2ヶ所で引っかかっています。経絡ラインでいうと、胆経ラインと肝経ライン。
骨盤を整えて快調なお腹に 〜ある日の施術より〜_e0073240_21060145.jpg

2本とも骨盤の前側を通ります。
まずは胆経ライン側、足首の外側を整えると、半分くらい開きかけた骨盤。次に足首の内側、肝経ライン上の足首を整えると、骨盤の左右が同じになりました。

先にMさんにも感じておいていただいた腰の動きも、左右が同じになりました。


もしも右の巻き骨盤のまま、右腰が固まったまま過ごしていると、たとえば右の腰痛やぎっくり腰、さらに上に上がって右肩痛や、右の寝違えなどにつながります。

実際に年明けに多く見られるご来院理由です。そこまで痛める前に、内臓の疲れを七草粥でいたわるような気持ちで、均整施術をご利用なさってくださいね。

快風院『均整日記』、おかげさまでこの4月で16年目となりました(感謝)。当ブログの考え方の核となる身体均整法。実は身につけるための学園があります。日々の授業の様子など、下記リンク先をご覧下さい☆

お腹の調子を上げる調整は、例えば「身体均整法学園」の私の担当講義「救急均整操縦法」内で、下痢改善調整法として勉強します(写真左下)。


この操法は自分で自分に行うこともできます。仰向けに寝て両脚を肩幅より少し広めに開き、腰を反らすようにお尻を持ち上げて3秒ほど止めた後、ストンと落とします。

お手元に今年の「均整カレンダー」がある方は、9月にイラスト入りで掲載されていますので、ご覧ください。


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※お腹の調子について過去記事は、ブログカテゴリ「腹痛」をご覧ください。

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# by naotknet | 2024-01-20 07:33 | 腹痛 | Comments(0)